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2007年8月30日 (木)

研修3 朽木の森と針江の川端の郷 その1

2007年8月25日(土) 
食と農のコーディネーター講座 研修3 

「朽木いきものふれあいの里と針江の湧き水生水(しょうず)の郷」

夏休み最後の週末、まだまだ残暑の続く、ピーカンに晴れた今日は滋賀県高島市朽木の県立朽木いきものふれあいの里センターを訪ねました。
指導主任の中村友美さんに案内頂いて森の中を歩きました。
この暑さ、そして参加メンバーの体力を鑑みて当初の予定より1/3の距離となりました。

Cimg1971出発の際に渡されたルーペ。
足下の草むらに当ててのぞくと巨大なジャングルが見えます。
いいなぁ、コレ。一日中地面に張り付きたくなってしまう危険な魔力グッズ。

大きな自然の主人公は大木や岩の固まりではなく、小さな虫などの生物、草木の芽や種。
森の危機は道に落ちている沢山の鹿のふんを見ればわかる。
昔から朽木の人びとが利用してきた栃(とち)など里山の木。和菓子に使うクロモジや漆器に使うウルシ。本当に目薬に使ったか、メグスリノキ。。。

人びとの生活から里山の利用が遠のいた森は病んでいました。
コナラが粉を吹いて立ち枯れてしまう。炭にするために若い内に木が切られていた頃にはこのような木はなかったと言います。
森が掃除したように整然としているのは鹿など野生動物が若草や実、種を食べてしまうから。
生態系を壊すことはこんなにたやすいのに戻すことは不可能に思えるほどです。
それでも何も知らないで歩いていれば、森は気持ちのいいものです。
折しも大台ヶ原で登山客の入山制限のニュースがありました。
荒廃が誰の目にも明らかになってしまったときには瀕死のサインなのかもしれません。
人が里山とどう共存していくのか。森は今も問い続けています。

お昼はくつき新本陣でバイキング。
朽木ならではの手作りのメニューが少なくて、地元の味を期待されてた皆さんは残念だったようです。
わたくし、どらここはカレーがあればそこに行く!非常に安あがりなヤツ。
隣の道の駅で栃餅や鯖寿司、などなどみなさんお買い物して午後の研修へ出発。

Cimg1992 午後「不耕起米」の田んぼを案内下さった新旭観光振興協議会の澤田龍治さん。
「不耕起米」とは、去年の株を残したまま水を張り、特殊な田植機で稲を植えていく方法。苗にとっては厳しいけれど、元気な米がとれるといいます。

「土は上からできる。
土でないものを田んぼに入れるべきではない」
「肥料は混ぜるのではなく、上に置く」。。。
農業者ではない私には薄い理解しかできないですが、農業者の方はどうお聞きになったでしょうか。
Cimg1993 この農法の一番のポイントは「水がいつでも張れるかどうか」
水がきれいで豊か、そして特殊な田植機を使う。
この条件をクリアするのはどこでも、というワケにはいかないかも知れません。
農法のことは全然わからないけど、どんなご飯ができるのかなぁ~、味を確かめて見なくちゃね。



その後、高島市新旭町針江へ。
Cimg1999 家庭の敷地に湧き水の川が流れ、その川端(かばた)で野菜を洗って冷やしたり、水仕事をされています。
案内下さったのは針江生水(しょうず)の郷委員会の石津さん。
私は見てないのですが、最近ドキュメンタリーで石津さんファミリーが放映されたらしく、初めて来た方も「あ、石津さんや」と、なんだか親戚気分(^^。
なんと、この講座を受講されてる石津さんのご主人だそうです。
今日は奥様の石津さんはセミナーはご都合で欠席されたのですが、おいしい差し入れありがとうございました。ご主人の石津さんもとてもステキな方でした。

針江の郷。
焼き杉壁の家々、道のあちこちに湧き水の泉。川には梅花藻(ばいかも)が花を咲かせ、鮎が泳ぐ。塩素にまみれずに服のまま水遊びする子供たちを眺めながら、ホントは大人の私たちもこの川でそんな風に遊んでみたかった。。。?
家々の川端を見せて頂いて、水を飲ませて頂きました。
それだけで豊かな気持ち。
Cimg2006 石と木で作られた川端。中に流れる湧き水とすいすい泳ぐお掃除係の鯉。(デカイ)

もし、針江を見てみたい、と思われた方は必ずボランティアガイドさんを申し込んでください。
針江は観光地ではなく、普通に住民の方が暮らしている住宅地です。こんなにさりげなく存在している暮らし方だからこそ、価値がある、大切な文化です。
「意識の高い方達にぜひ見て頂きたい」と針江の方々も頑張っていらっしゃいます。町を愛するボランティアガイドさんと話しながら、針江の風景を楽しんでくださいね。
針江生水の郷委員会事務局
電話:090-3168-8400
AM9:00~PM4:00

最後に石津さんがご案内下さった所が「さんごろうさんの船着き場」という所。
Cimg2048 針江の漁師のさんごろうさんは今森光彦さんの写真はNHKで放映されたドキュメンタリーでよく紹介されるとても絵になる川辺です。
船着き場と言っても船があるから船着き場。船がなければ何にもない川辺です。
つないである船も今では見られなくなったような古い形の船もあるそうです。
主のさんごろうさんは80代でそろそろ後進に道を譲ることになってますが、その後進さんも70代だそう。
琵琶湖の漁師という仕事が今に生き残れる仕事なのか、私にはわかりません。

「今の仕事を引退したら漁師に戻りたい」

そう石津さんはおっしゃいました。
漁師が「生き方」だと思えた一言でした。

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コメント

 職場の先輩が、目を病んで休職されましたが、その目がかすむ病気は原因不明でした。園芸雑誌で見て、苗を購入して育ててその人にあげようと考えていましたが、いつの間にか退職されました。
 結局、その木は、今も自宅の鉢植えで寂しく生き続けております。
 それが「めぐすりの木」です。皮を煎じて薬にするそうで。


投稿: 自給自自足:いなかバンザイ | 2007年9月 4日 (火) 01:39

朽木の森でメグスリノキの前でどなたかが呟かれていました。
「最初に目薬にした人すごいなぁ。。。」
確かに。
その前に、腹薬、塗り薬、色々試したんでしょうな。

投稿: どらここ@ブログ担当 | 2007年9月 5日 (水) 21:57

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