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2007年10月

2007年10月29日 (月)

研修5 琵琶湖安土西の湖と大中の野菜の達人を訪ねる その3

2007年10月27日(土)

農と食のコーディネーター養成講座の最終回。

Cimg2663 最後に訪ねるのはにんじん農家の野田康司さん。

打ち合わせで野田さんとお話しされてる成田さんから
「またゆっくりお話を聞きたい面白い人よ~~♪」
と、聞いてはいたのですが。
果たして、次々ギャグが炸裂してなかなか本題に入れず、話すご本人も苦心しておられました(笑。
楽しい方です。
しかし、お話はとても真剣に農業の事、食の安全の事を語られていました。
あまり時間がなかったので残念ですが、
「ぜひまた訪ねて来てください」とおっしゃってくださいました。
話が弾みすぎて帰れなくなるかも知れないのでご注意を、ですって(^^;
そばで「社長」の奥さんが冷静にご主人のギャグを見守っていらっしゃっいました。

Cimg2666 にんじん畑を見せて頂きました。
ふわっと緑のにんじん葉がずーっと広がっていました。
広ーい。
奥さんとお母さんが私たちが来るというので一生懸命草取りされたそうですが、
なるほど、大変な労力です。
思わずそこら辺の雑草を引き抜いてちょっとでもお手伝いしたくなるくらい。
こだわり農産物の基準で頑張って作っていらっしゃいます。
それはいいのですが、「こだわり農産物に貼るシールが高くつく」のが悩みだとか。
それに「こだわり」の野菜を作る農家さんにも色々。
一生懸命仕事して、いい野菜を作った農家さんが適正に報酬を得られる農業になる事。。それが次世代にやる気のある農家さんを育てる必須課題です。

野田さん達が組織する「びわ湖ベジタブルロード」
・有機質資源をたい肥化し、積極的な利用に取り組み、循環型農業を実践しています。
・農薬の使用を極力ひかえ、代わりに自然界の抽出液を利用し、病害虫対策を研究実践しています。

そんな農家さん達が消費者と交流、連携、の中から安心、安全、健康にこだわった野菜作りを目指す活動をされています。

おっ、さりげなく理事がこだわり滋賀ネットワークの幹事の本江さん。

こうしてこだわり滋賀ネットワークの今年度の講座「農と食のコーディネーター養成講座」は無事終了しました。
「このまま終わってはもったいない」
参加者のみなさんは口々におっしゃいました。
この講座はここで修了するためではないのですよね。

今後、こだわり滋賀ネットワーク「コーディネーター」として農と食、安全とおいしさ、まちづくり、ひとづくりの為に和を、輪を広げて行って頂きたいと思います。
私から見たらすでに農業や食の専門家の方々も「知らない事がいっぱいで、感動する事がいっぱいあった」とおっしゃいました。

今年の講座の始めにくじ引きで決まったグループ。
このグループで12月9日にコーディネーターとして初の企画発表会を開きます。
楽しい企画を楽しみにしています。
みなさん、お疲れ様でした!

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研修5 琵琶湖安土西の湖と大中の野菜の達人を訪ねる その2

2007年10月27日(土)

農と食のコーディネーター養成講座の最終回。

続いて大中愛菜館→トマト農家濱田さん。

Cimg2639 大中の地域の女性の皆さん手作りの大中の農産物で作ったお昼ご飯。
おにぎりとみそ汁。トマトと赤カブのごま和え。
この後、愛菜館の直売所に寄って、みなさん普通の夕食の買い物みたいに沢山野菜を買ってました。
大中はとっても広い干拓地で安土、近江八幡、能登川にまたがります。
車で野洲から近江八幡へ、この広い平野を抜けるときに道路脇の看板で大中の若い農家さんたちが頑張っている町、と書いてあります。
今日はそんな農家さん達と知り合う日になりました。

トマト農家の濱田和夫さん。
正直、参加者の中には「ウチもトマト作ってるし。。。」と、それほど関心が無かったかもしれません。
濱田さんちのトマトを口にするまでは。

Cimg2648 ハウスの外から見たプチトマトは真っ赤なルビーのようにキラキラ輝いていました。
一本のトマトを9メーターものばして、それにフサフサとトマトがなっているのは驚きでした。
農業技術についての詳しい話は分からないですが、近江八幡の小学生が見学に来た折の「ミニトマトの話」というプリントをいただいてみると、このトマトが実るまでの濱田さんの様々な知恵と手間を垣間見ることができます。
「ここが、専業農家の仕事です」
生業をトマト一本にかけている濱田さんのプロ意識がすがすがしい印象的な言葉でした。

ハウスの外でお話を聞いてると、ブ~ンと、大きなハチ一匹が「ナニゴト?」と聞くかのように寄ってきました。
受粉するためにハウスの中で働くマルハナバチ。
刺したりはしないそうです。
「はよ、入って仕事しいや」とハウスの中に入れました。

Cimg2652 ハウスの中に入って、みなさん口々に濱田さんに色んな質問をされています。
私と言えば、こっそり早速つまみ食い。
いや、でも、食べてみんとわからんし。

隣のハウスでパックをもらってトマト狩り。
トマト狩りなんて初めて聞くし、野菜って「狩り」たいと思うほど食べられないものでしょうが。。。。
もう、みなさん口にもパックにもあふれんばかりに詰める詰める。。。もう、パック、閉まらないし(^^;
だって、シンジラレナイくらい甘くてフルーティー。
しかも、同じ木の近い場所になっているのに、大きさによって風味が全然違う。
小さいサクランボくらいのトマトは本当に甘くておいしい。
ああ、いつまでも食べていたい。。。。
トマトの奥で濱田さんがサラダほうれん草を摘んで下さいました。
このまま食べられる柔らかな若いほうれん草。緑のほうれん草と真っ赤なトマト。

「ウチのトマト、こんなに食べた事無いわ~」
トマトを作ってる農家さんもびっくりで、爆笑が起きます。
みんな納得。それほどのトマト職人濱田さんの仕事でした。

翌日、私はそのトマトを大阪に持って行って、イベントの司会の合間に出演者やスタッフ、業者さん達に食べさせては「あま!おいしい!」と、驚く顔を見て「フフ、滋賀の農家さんのトマトやで」とほくそ笑んでいました。

かくして、バスは今年度セミナーの最後の最後の地、にんじん農家の野田康司さんの元へ出発。

つづく ^^)

 

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研修5 琵琶湖安土西の湖と大中の野菜の達人を訪ねる その1

2007年10月27日(土)

農と食のコーディネーター養成講座の最終回。
今日は、安土の琵琶湖の内湖、安土にある西の湖の浄化に取り組む奥田修三さんを訪ね、船で西の湖を巡ります。
そして安土、能登川、近江八幡にまたがる大干拓地、大中(ダイナカ)の農業を見学。
トマト農家の濱田和夫さんと、にんじん農家の野田康司さんを訪ねます。

日々暑かったり、寒かったりの服装に困る日々。
今日は雨。船にも乗るし、晴れてほしいな。

Cimg2599 安土の西の湖。
琵琶湖のヨシの60%はここに生育しているそうです。
お話を聞いたのは奥田修三さん。
6月に毎日新聞の折り込み情報誌Oh!Meに掲載された記事によると御年81才!
生まれも育ちもここ安土。
漁師は引退されたそうですが、今は安土西の湖観光代表として活動されています。
背筋がピンとされて、指の先まで力みなぎるような方でした。
張りのあるお声で、西の湖のいまむかしを語って下さいました。
干拓で変わってしまった西の湖の水をかつての頃のように取り戻したい。
子供の頃に泳いだり、洗濯したり、飲んだり!していた頃のように。
今はすっかり汚れてしまった西の湖。
湖の畔に修三さんが見せて下さった一つの実験。
二つの水槽には西の湖の濁った水が入っています。
その中に池蝶貝(イケチョウガイ)など貝を沈めておきます。
さてさて、その結果は…?
船から帰ってからのお楽しみ。

Cimg2602二艘の船に分かれて西の湖探検の出発です。
雨も吹き付けてちょっと寒い。
湖面には浮き草がいっぱい漂っています。
菱と、ホテイアオイ。
「スーパーで買ったら198円もするのよ!!」と、もちろん成田さんはいつもの通り持って帰る気満々です。まさか今晩のおかずには登っていない事を祈ります。
それにしてもホテイアオイってこんなに大きくなる物でしょうか。
ちょっと家にあったらじゃまなくらいデカイです。薄紫の可憐な花を咲かせていました。
菱は角ばった実をつけていました。食べられるそうです。

西の湖を漂いゆきながら私たちも、この辺りが第二の故郷である森本参事からでさえ、
「案外、広いんだなぁ、西の湖」という声が聞かれました。
車で走ってこの周辺をそう広いと思う事はないのです。
いつも車で通っている湖岸道路のすぐそばを今日は船で走っています。
なんだか不思議な風景です。
Cimg2613 枯れかかったヨシの壁が風に揺らいでいます。
昔ここでヨシの生える大湿地を所有していると羽振りが良かったのですが、
外国産の安いアシが入ってきて、今では活用されることがなくなってしまった琵琶湖のヨシ。
そんなヨシの壁を迷路のように伝って何艘もの観光水郷巡りの手こぎ船が行き交います。
そんな素朴な西の湖にかかる橋は木の橋だったり、木の風合いの橋だったり、で、見た目美しいなぁ、と思ったのでした。

さて、無事に帰還。
出発前に貝を沈めた湖畔の水槽は。。。。
Cimg2628
一つの貝がドラム缶一本分の水を浄化するのだそうです。
そしてヨシも水を浄化する一つの力。
物言わぬ貝やヨシなどの身近な動植物も私たちが共生していく大事な仲間なのです。
ホテイアオイなど水草を船でさらい、クレーンで除去する作業をしている業者らしい人たちもいました。
それほどのすごい量が水面を覆っているのですが、
渡り鳥の鴨がこのホテイアオイを食べに飛んでくる。
だから全部採らずに残しているのだそう。
セミナー受講の沢山の方がホテイアオイをお持ち帰り。
奥田さん、船頭を務めて下さった弟さん始め、地域のみなさんありがとうございました。
この地域で収穫したタマネギやさつまいもを売っていました。
タマネギキロ80円との事で、3キロも買ってしまいました。
一人暮らしなのに。。。

バスは大中を目指します。
つづく。。

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2007年10月23日 (火)

野を食べる知恵

今年度のセミナー「農と食のコーディネーター養成講座」も佳境に。
最後の研修の後にはメンバー個人、そして斑ごとに企画を作って発表し、
実際に実行していく事になっています。
そのため、斑ごとに集まって企画会議をしているよ、というお話をちらほらお聞きしています。
さ~、どんな企画か楽しみです♪

野洲の今西さんからお誘い。予約した野草料理のキャンセル分があるので来ない?

行く!行きます!
ブログの更新?明日しますわ!!

Cimg2551ということで、南草津の和食薬膳料理の割烹「平」さん。
住宅地の中のホントに小さい店ですが、野山を歩き回るのが昔から大好きだったという女将さん一人で20年以上も切り盛りされているそうです。

お店の壁には野草や実を漬け込んだお酒の瓶がいっぱい並んでいます。
「菊酒」「ざくろ酒」「五味子酒」「とうがらし酒」etc etc…どれにしようか迷ってしまう~。

店内の張り紙によると
「和食薬膳は日本の季節とからだの関係を知り、弱くなるところを補強していくお料理です。」
「旬の食材にはその季節をうまく乗り切る成分があります」


Cimg2556 なるほど、そうですよね。

そして、季節と食べ物の色、味が体のどの部分とつながりがあるのかという事を書いていらっしゃいました。

天ぷらは色々な野草を揚げたもの。
あ、これはイチョウ!スギナ!えーーーっと、後は~~ワカラン。


みんなで女将さんに野草について色々聞いてみました。
Cimg2558 毒がある、体に悪い、などは一概に言える物でなく、季節にもよるし、どの部分かにもよる。また毒がない草とそっくりな毒ありの草もある。
とてもとても繊細な野草の世界。
とてもおいしく堪能しました。
要予約で、キャンセルの時はキャンセル料がいるそうですが(小さいお店で、すごく手間がかかっているので当然だと思えます)
また行って、おいしく食べながら季節の野草の勉強をしたいお店です。


Cimg2570Cimg2574

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命みつめるふれあいバスツアー その2 蒲生郡日野町別所

Cimg2495 2007年10月21日(日) 

さらにバスに乗って畜技センターから別所に移動。
組合の皆さんが近江鉄道の踏切や国道を横断するのを誘導して下さいました。
別所の沢山の住民の方が参加して下さいました。
田んぼのあぜを歩いてため池横の広場へ。

別所の女性の皆さんは割烹着と三角巾姿で待っていて下さいました。
別所のお米はおいしい。
何度も聞いたこのウワサを確かめる日がついに!

別所営農組合の藪組合長のご挨拶をいただいて会がスタート。
お昼ご飯は早速。
竹を切って口を削ってみそ汁椀を作ってその中に別所のお味噌汁^^。
Cimg2501 おひつにはピカピカの別所の炊きたてこだわり栽培のキヌヒカリ。
そして地元のおうちで食べている日野菜漬け。(桜漬け、エビ漬け、葉っぱ漬けのみじん切り)

お土産にコシヒカリのおにぎり2つ。と日野菜漬けのパック。そしてお米。
日野町 YES NOクイズの商品が10人のはずが20人以上に。
おイモや柿などいっぱいいただきました!

どんだけ準備に手間がかかった事でしょう。
有り難うございます。
こうして沢山の地元の方々に私たち一行は迎えられたのでした。

晴天の空の下、ご飯をパクパク。

Cimg2504 「お ~ い ~ しぃ ~~~!!」

ああ、お代わりせずにいられますでしょうか。

日野菜は文字通り日野特産でカブの一種。
ワタシも時々直売所では見るものの、食べ方が分からず。
日野で栽培するものの特徴は根の色が紫紅色と白色がくっきり鮮やかに分かれるところです。
他の場所でも栽培をしていますが、土の関係か、こうした色は出ないそうなのです。
不思議。。。。
それで、市販されている日野菜の桜漬けには着色して桜色にしている物が多いのですが、今日は正真正銘日野菜の桜色を味わいます。

Cimg2511 そのお味がどれほどであったかは。。。。 

日野菜漬けをされた地元の奥さん達は
「漬け方教えて!!!」と囲まれ、ヨン様か、と思う程の人気ぶりでした。
「そんなん、適当よ~~~」と、カラカラと笑っていらっしゃいました。
ワタシも日ごろ、あまりお漬物は食べないのですが、
本当に美味しくいただきました。作り方のプリントもいただきました。「あく抜きが大切」だそうですよ。

Cimg2538 数回この別所を打ち合わせで訪れて、私もすっかり里心がついた?
打ち合わせの時は神妙な顔をしていたけれど、今日は別所の人も私たち、こだわり滋賀ネットワークのメンバーもみんなニコニコ。
別所のおっちゃんたちもみなさんにこやかで、面白い人たちばかり。
「今度は鹿食べにおいで~」なんて、言ってくださいました。
これをきっかけに別所の人と滋賀県内外(なんと大阪からも!)から来た参加者さんたちと心のつながりができれば、こんなうれしいことはありません。

Cimg2540お礼に成安造形大学生の皆さんが準備して下さった田んぼの「田」の字をかたどったメッセージボードに各々の「ありがとう」の言葉を田植えをする気持ちで書きました。

それでも、恥ずかしがりやのお互いはどうしても二手に分かれて座ってしまうのですが、
最後に成田さんの発案で質問コーナーや、全部の別所の方々と握手してお別れ、というので、ちょっと近づいたかな。

心温まる一日でした。

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命みつめるふれあいバスツアー その1 蒲生郡日野町「畜産技術振興センター」

2007年10月21日(日) 

滋賀県に住んでいても隅々まで訪ねて行ったことがあるって人も少ないかも知れません。
買い物でもする所がなければ立ち寄る理由もないのですから。
ましてや、そこの人々と知り合う機会は滅多にあるものではありません。

今日は「命みつめる」というタイトルで滋賀県蒲生郡日野町を訪れます。

最初に訪れたのが
Cimg2462_2 滋賀県畜産技術振興センター。
〒529-1651滋賀県蒲生郡日野町山本695
TEL 0748-52-1221(代)
FAX 0748-53-2434 E-mail GE36@pref.shiga.lg.jp


約42haの敷地に牛や豚、羊、山羊、などその他にも沢山の種類の動物が飼育されています。なんとダチョウまでが飛べない羽をばたばたと元気にはためかせておりました。
満開のコスモスの向こうの丘にのんびり羊が草を食べておりました。
ああ、めるへんちっく。
県の施設で、畜産技術を振興するなんて堅い名前ですが、観光もできます。
小さなお子さんを連れた家族づれが楽しそうに動物を見ながらお散歩しておりました。

Cimg2464_2 今日はここで今朝絞りたての牛乳からチャイを作りました。
チャイは牛乳に紅茶そしてシナモン、ショウガ、などスパイスを入れてグツグツ煮出すインドや中近東でよく飲まれている飲み物です。
普段紅茶やコーヒーに砂糖は入れなくても、チャイだけは甘ったる~い方が断然オイシイです!

敷地を案内してもらっている皆さんを後ろから追いかけながら牛舎へ。
Cimg2473 どうしよう。
可愛い。。。
カメラを向けると大きな黒目をひんむいてオモロイ顔をしてくれます。
どうしよう。
この瞳を思い出したら、もう、近江牛が食べられなくなるかも。。。
タベタコトナイッチュウノ


Cimg2485_2 話を聞くと、ここにはほとんど牝だけが飼育されており、よりおいしく、より優秀な子供を作り、肉になれる内に出荷されるとのこと。
みんな自分の「肉」を値踏みするような切ない気持ちで聞き入っておりました。
思えば人間はよりオイシイ肉の為にエゴイスティックかつサディスティックとも言えるような運命を牛や豚に課しているのです。
彼らに乳を出し、肉になる以外の運命はない。
私たちに食べられるためにこの世に生を受けた生物たち。
そう考えたらどれだけ感謝を込めて食べなければいけないでしょう。
ハンバーガーに挟まれた薄っぺらの肉でさえ、ちょっと前まではつぶらな瞳で餌を食べていた命なのですから。

Cimg2487_2 余談ですが、この畜技センターの壁に貼ってあったポスターに大学生はくぎづけ。
「肉牛共進会」のポスターになぜ舞妓さん。
これって、絶対「肉牛」=「舞子さん」ってイメージでっせ^^;
私が舞子さんやったらイヤやわぁ~。

そして一行は別所へ出発!

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2007年10月19日 (金)

深夜のスーパーで

地域柄学生さんの多い某スーパー。
冷蔵庫に食べる物が少なくなってきたので食料買い出し。
レジで計算中の目の前の学生さんのカゴには
カップラーメン、袋ラーメン、弁当。

子連れの若い家族さんも、
お菓子と冷凍食品。

野菜や果物など生ものも一切なし。

スーパー内を歩き回って、見つけたちょっぴりビックリな人。

白人の男性が丹念に佃煮を選んでいる。

最近はガイジンさんも多いよなー。それにしても佃煮とは。
別の棚の前。
なにかジーっと悩んでいるこの、ちょっとイカツい体格のニイさんは外国人だろうか、茶髪の日本人だろうか?
と、ぼーっと考えてると、彼が声をかけてきた。

「コレ、なんて書いてあるんですか?」

「…梅です。これ。この赤いのがウメ」

答え:外国人でした。

彼は、シソのふりかけ「ゆかり」の梅入りと梅なしをどうしようかと悩んでいたのでした。

「コレ?固いですか?」

「いや、わからないですけど、フレークになってると思うから大丈夫と思いますよ」

変わったレシピがあるのかも知れないが、
佃煮やゆかりを買ったあのガイジンさんはきっとホカホカのご飯にかけて食べているに違いない。
その味を作り置きの弁当をチンしたり、ラーメンで日々を過ごす日本人が一緒に語れるだろうか。
日本の食について彼らに何を伝えられるだろうか。
弁当もラーメンも日本人の美意識や英知が詰まった素晴らしい食品であるとは思うけれど。

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2007年10月16日 (火)

農産物の明日はどっちだ

Cimg2122 偶然か、必然か、今週は米や米農家に関する特集がテレビで多く組まれていました。
見ていると、暗い気持ちになってしまいました。
米の買い上げの価格が2/3に下落し、動揺する日本の農家さん。
米ができるまでどんなに頑張っても米が流通する時点で取引が少ないと値段は下がってしまう。
米農家さんもずっと減り続けていると。

中国でも、アメリカでも大規模に安くコシヒカリが作れる。
品質も遜色ない。

日本での米の消費量が下がり続けている。
外食産業や、企業の食堂も安心安全よりいかに安くを求める。
米屋さんもおびえるような安さ競争になってしまっている。

日本の高級米は台湾などで富裕層向けに輸出される。
昼食で一人当たり3万円也!の寿司屋などへ。
一方、同じ台湾内の米農家はすっかり寂れてしまい、農家の人も家に生える農作物で食いつなぐ高齢の方のお話でした。もう、栽培する元気もなさそうな、生えている物を食べていく

、、、といった感じでした。

農産物自給率39%を上げた方がいい、と主張するどこやらの教授。
流通が止まる事など考えられないのだから、それより他に儲かる産業を追求した方がいい、というどこやらの専門家。

日本の農産物の明日はどっち、、、、なのでしょうか。

私の実感でも現代になって物質的に豊かになったものの、衣、食、住、どれをとっても実質上は昔に比べて貧弱になってしまった所も多いのではないでしょうか。

こだわりネットワークの講座で8月に訪れた高島市新旭町の針江地区。
講座受講メンバーの石津さんのお宅もあるところです。

Cimg1995 私がテレビを見てクラくなっていたその晩。
その石津さんの息子さんのドキュメンタリーを「映像07」という番組で特集していました。
父から息子へ-琵琶湖畔・生命を育む農業-

http://www.mbs.jp/eizou/

↑見逃した方!サイトで映像がご覧になれます~!


生まれついた農業から離れて生きてきたけれど、思うところがあって父のやっている農業へ帰って行く。そして父にならい、時に葛藤しながら今年も米を作っている。。。

(石津さんの番組って気づかなかったので「へ~、オトコマエなお兄ちゃんやな~」
としか見て無くてなんと途中、お風呂に入っちゃったので中間を見逃してしまいました)

滋賀に越してきて、こだわり滋賀ネットワークを通じて農業を志す若い人に何人も出会い、テレビで見るような死に体の農業しかイメージしていなかった私には
枯れ木に新芽が吹き出したように思え、農業に親近感を覚えています。

世界的には農業はますます工業製品のように取り扱われていくかと思うと、それを止められない人間は道を誤って行くしかないかと、また暗くなってしまうのでした。。。

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2007年10月15日 (月)

研修4 生ごみ循環+ガリ版印刷発明の地+地産地消米粉パン その3

「農と食のコーディネーター養成講座」4回目の感想の続きです。

●つなぎ隊 谷郷さん

Cimg2219 9時半頃、生ゴミ循環の町蒲生岡本町を訪ねました。
ゴミステーションの前にて、岡田さんのお話をお聞きする。
生ゴミは出しておられないとの事。
田んぼに行き、実際に生ゴミ堆肥化されているようすを見学。
思ったより、臭いがしていないのと、湯気が上がっているのにびっくりする。
野菜が丸のまま入っているのできざんで欲しいとの事。
 私も数年前まで生ゴミをEMで堆肥化していましたが、臭いのとバケツの重さに耐えられず、やめてしまいました。
田んぼでされていたモミガラ、米ぬかなどを使った堆肥化なら臭いも少なそうなので、家の田んぼの脇に作ってみようと思いました。
Cimg2245 11時半頃より岡田さんが作られた新米といものつるの煮物、たくわんの煮物など、純朴な心のこもった料理を出していただき、あまりのおいしさに、ついついご飯をおかわりしてしまい、食べ過ぎてしまいました。
また、珍しいバジル茶、よもぎ黒酢などもいただき、大満足で岡本町をあとにしました。

お昼から場所を移動し、旧八日市の糠塚町を訪ねました。
米パンとバター作りを体験させていただき、3haの大きさの田んぼや施設を見学させて頂きました。町がまとまっていて進んだ集落営農をされていて、なかなか私たちの地区では進んでいっていないので、とてもうらやましく思いました。
Cimg2268 最後に糠塚の牛乳で作られてたソフトクリームを食べて、おいしいものいっぱいの糠塚にさようならいたしました。
斑で企画書の打ち合わせのため、
次回の研修までに野草料理を作られているお店へ食事に行く予定です。

みのるちゃんグループの川上さんのグループです。

町内は25戸の小さな町にもかかわらず、皆さんが協力して米粉パン作りや野菜販売に力を入れて取り組んでおられるというお話や、広い豊かな土の中で、高齢にもかかわらず元気に土を耕して、野菜を作っているという姿を見て感動しました。

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研修4 生ごみ循環+ガリ版印刷発明の地+地産地消米粉パン その2

「農と食のコーディネーター養成講座」4回目の感想です。

Cimg2242 ●にこにこグループの間宮さん
生ゴミ堆肥化運動って鈍な事をされているのかすごく興味がありました。
集落全体ですることの大変さだけでなく、大切さをみんなが認識しているのに驚きました。
ガリ版印刷の体験では久しぶりに鉄筆を持って学生の頃を懐かしく思い出しました。
お昼はオードブル式でいただき楽しかったです。
糠塚の米粉パン作り、とっても楽しかったです。
米をふるいにかけたときのやや小さめの粒を粉にしていると聞いて、無駄のなさや女性の力強さ、やる気の大きさに感動しました。

Cimg2220 ●みのるちゃんグループ 川上さん
 今回の研修4は蒲生岡本町の生ゴミ丸ごと循環再生の取り組みの様子を見学させて頂きました。大変貴重な体験をみんなで見させて頂いたと思いました。
 生ゴミ堆肥化運動のリーダーの岡田文伸さんのお話の中で見学には色々な方が多様に来られるのですが、実行に移されている所はほとんど無いようだと述べておられました。
私の生ゴミ丸ごと循環再生の取り組みは今すぐ実行できる事はできませんが、この岡田さん達の取り組みを私の住む町の人に伝えて行きたいと強く考えています。
ガリ版印刷体験は私のグループでは今回私一人だけ参加体験になりましたが、
なんだか小学生の時を思い出して懐かしい時代へタイムスリップしてしまったように一生懸命に無心で葉書造りに取り組み出来映えは上々で満足させてもらいました。

とっておきのお昼ご飯は、地元の食材でどれも大変美味しくいただいて食の豊かさを味わう事ができてうれしかったです。特に印象に残っているのは大根の贅沢煮と、イモのつるの煮物。ご年配の方達は昔の事を懐かしく思い出しておられました。私は初めて口にさせていただきましたが、こんなにイモのつるが美味しいとは思いませんでびっくりしてしまいました。また、イモのつるを食べる事すら知りませんでした。lイモのつるが手にはいる事があれば、ぜひ煮物を私の家族にも食べさせてあげたいです。

Cimg2261 米粉パン作りを体験して農産物栽培ほ場、施設見学は20戸の方々が全員で取り組んで頑張って来られた事により一歩進んだ集落営農として皆様の一人一人が地産地消食育に参加されていて大変素晴らしい方々が結束の強い町と思いました。
米粉パンを作って焼きたてのアッチッチの米粉パンは特別美味しい味でした。
参加できてとても幸せな一日でした。ありがとうございました。
Cimg2275

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韓国韓方薬飯の秋

Pic_pino071006_13どらここの主宰する韓国語サークルと竜王の谷口工務店のカルチャースペース「ぴのきお」さんとのイベントで、
韓国の「ヤッパプ(薬飯)」を作りました。
薬の飯という意味のヤッパプはいわば「韓国のおこわ」といえるもので、旧暦の1月15日に食べるものです。
韓国の友人は普段にも友達の家に遊びに行く時に作ったり。やってみると結構簡単で、美味しいです。
韓流ドラマを見た人は「女優さん、お肌きれいね〜」と感嘆しています。
3年韓国に住んでみて、化粧品より食べ物に美の秘訣はあるんではないかな、と思います。
食材の一つ一つの効能を日本より意識して食べているように思います。
「体にいいねんで(モメ チョア)」という言葉をしょっちゅう耳にします。
Pic_pino070928_3
ヤッパプはもち米を蒸して、ソースと具をまぜ、さらに蒸して味を馴染ませる。その3段階の超簡単レシピ。
ソースは黒砂糖+しょう油+ごま油+蜂蜜。
ソースに絡めるナッツ類(なつめ、松の実、クルミ、栗、レーズン、などなどお好きなもの)。
栄養成分を考えると、本当に薬の飯だなぁ、と実感します。
今回は、竜王でやるので、竜王の農産物をと、
竜王の黒豆(丹波黒)、小豆、もち米の新米を使いました。
竜王の道の駅「鏡の里」に買いに行くと、ちょうど去年のもち米が売り切れた所で、新米は10月中旬入荷予定。
10月5日までに必要なんですが。。。と困っていると、数日後にお電話をいただき、10月3日に新米入れます!と、お電話をいただきました。^^ ありがとうございます。
無事に当日おいしいヤッパプを作る事が出来、さらに竜王アグリパークの梨を使って「ペスク(梨のシロップ煮)」も作りました。
これは梨に黒こしょうの粒を埋め込んで煮るデザートで、油っぽい焼き肉なんぞ食べた後にはとても爽やかでおいしいです。意外な組み合わせですが、日本では考えられない食材の組み合わせは世界には沢山あるのです。試す価値は大いにあり!美味しいですよ!
今回のイベントが参加者のみなさんに様々なきっかけになりました。
「草津にずっと住んでいるけど竜王に行くのは初めて」
「竜王で作っている黒豆が丹波黒だったなんて知らなかった」
「鏡の里の黒豆寿司が美味しかった」
「鏡の里に寄るのも初めて」
私も、今度は新しくできた天然温泉「蒲生野の湯」にも行きたいな〜。Pic_pino070928_4
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2007年10月13日 (土)

遊び上手な大人の暮らし@栗東

Cimg2386都会のOLを辞めて海外の旅にでると、「自分は何〜もできへんのやな」という事を実感してきました。
言葉もまともにしゃべれない外国人は日本でのように普通の会社員になる事が一番難しい。

インドの何もない灼熱の荒野に外国人が沢山入植している村がありました。
10何年か前、その村に日本人は一人しかいませんでした。

「日本人は応用は得意だけど、何もない所から生み出す力は弱い」

自分がこの村に住んだらどんなだろう。。。想像してみました。
応用する力さえ微弱な私はもちろん思いました。「無理だ。住めない」と。

何もない所でも豊かに生きる知恵と技術。

滋賀でその達人を沢山発見する日々です。^^

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栗東の下戸山。
「農と食のコーディネーター養成講座」を受講されてる中井さんのお宅で「芋煮会」。
集まったみなさん、男性は火の番、女性は材料の準備、と手際よく、あっという間に芋煮の出来上がり。
芋煮も雑煮のように出身地によって違いがあり、その味にこだわりたい献立のようです。
今回は山形出身の方のしょう油味で、里芋、こんにゃく、牛肉、ネギというシンプルな具材。
あまりに美味しくて2杯も食べちゃった。ダイエット中なのに(常時)。
金勝(こんぜ)米のおにぎり。集まったみなさんが持ち寄る一品も絶品。
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鯛の塩竈焼き、ゴーヤの炒り煮。ハムのマリネ。紫蘇の実のお茶受け。らっきょう。
そうそう、味付けイナゴもありました。(幼い時、食べた事があるので拒否感ナシ)

中井さんとこの庭にはレンガを積んで固めたパン焼き窯があります。
毎週金曜にパンを焼いて、翌朝金勝の田んぼで開かれる朝市で売られるのだそうです。
すぐ売り切れてしまうので、前日に中井さんの所に直接買いに来る人もいるのだとか。
お家にテラスがあり、庭にパン焼き窯と屋根のついたテーブルがあります。
それらが中井さんご夫婦、そしてここに集まる朝市仲間のみなさんの手作りなんですって。

Cimg2406目の前に果樹が何種類も植わっていて、家の周りは森。丘の麓には田んぼがありその背景にらくだの背のようなの〜んびりとした山があります。
ああ、いいなぁ。こんな所に住みたいなぁ。

でも。

私には何もない所に何か生み出す技術やセンスはなぁんにも無い。
ダメダメ。

この日、中井さんの所に集まっていたのは自分で生活を彩る術を知る、遊び上手なオトナの皆さんでした。

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2007年10月 3日 (水)

おそばの会

2007年9月30日(日)

ぎゃらりい 善右衛門      守山市笠原町702

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農と食のコーディネーター養成講座のメンバーの中井さんが「おそばの会」に誘って下さいました。
先日の糠塚町の万葉の郷ぬかづかの米粉パンの指導をされたのも中井さんだそうです。
その他にもご家族で色んな活動をされているそうで、いつか参加させていただきたいなぁー、と思ってました。

ぎゃらりい善右衛門は築180年の庄屋さんの家を今に残すとってもすばらしい古民家でした。
実は、最近どらここの友人が私の滋賀自慢にほだされて(?)東京から引っ越して来る事になり、できれば古民家を探しているので「古民家」について知りたいと思ってました。
自分で買ったり借りるには財力がないんですけどねーーー。

手打ちのおそば、

中井さん手作りのういろう(昨日セミナー帰ってから作りはってんて!すごい!)

そして新米の金勝(こんぜ)米のおにぎり(すっごくおいしい!)

これで1000円也!

私が古民家に興味があるって言っても、善右衛門さんはとても立派な庭とお屋敷。
ああ、お金とセンスと勤勉さ。この3つどれが欠けても維持できないなぁーー。
この3つ、どれも持ってない私はこうして寄せていただいて美味しいものいただく、、それが一番。

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