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2007年11月28日 (水)

湖西の個性 中江藤樹って誰ですか?

栗東に住まう私に県内であっても高島は遠い。
電車で行くなら一度京都の山科に出て湖西線に乗り換えて安曇川までたっぷり1時間かかる。
1時間なら兵庫の三宮まで行ける。
乗り換えがないだけ滋賀を出て、京都、大阪を横切り、神戸まで行く方がよっぽど近い。
Cimg2892
今年お知り合いになった高島の地元の方に芋煮会に誘っていただいた。
車に乗って出かけた。
紅葉の季節、山が赤や黄色のだんだら模様に染まってとってもきれい。
湖西道路からいつも訪れる仰木の棚田も見える。
水面に鳥居の立つ白鬚神社。
ずうっと美しい山や棚田のパノラマが続く。
途中、道の駅に寄った。安曇川で作っているアドベリーを使った商品がいっぱい。
アドベリーうどん。。。誰か食べた事ある人いますか?。。。斬新過ぎてちょっとコワイ。
朽木の鯖寿司だ。食べたいなぁ。でも、これから芋煮があるしなぁ〜。
お弁当も色んな種類があって目移りしちゃう。
その道の駅でも、その周辺でも気になったのが「中江藤樹」という名前。
地元の名士かしらん。。疑問に思いながらも今日の目的地、畊心庵に到着。
山を背にして、田んぼの中にポツンと建てられた庵。
壁も土壁。わらが混ぜられていて目にも温かい。
小さな一部屋の中心に掘りごたつ式の囲炉裏。
Cimg2897その火で芋煮の鍋がクツクツ煮えてる。
お集まりの方達はだいたい地元の安曇川、またはその周辺の方達でした。
「お近くの方ですか?」と、お尋ねすると「どこまでがお近くなんかねー」。
ほうですねぇ。。。。わかんないですねぇ。

そしてここでも出た!中江藤樹の名前。
今日の芋煮のレシピも当時の藤樹さんにちなんだレシピ。
昔のレシピは標準の材料の分量が100人分なんですって。

「中江藤樹ってどんな人なんですか?」と聞くと、
「なかえふじき!?ふじきやってぇ〜〜〜!!」とコケられた。
あ、これ、「とうじゅ」と読むんだそうですよ。
そんなの間違える人がいない程、藤樹さんは地元で愛されているんです。
結局どんな人?という質問には一言では答えられない程の人らしい。
「えーと、親孝行な人」というざっくりとした答えの他はみんなそれぞれの藤樹さんへの愛を語る。
日本に於ける陽明学の第一人者だそうで、
そうは言っても凡人どらここは養命酒は知ってても陽明学はよく知らにゃい。。。
畊心庵は地元の霜降さんが個人で建てられたそうです。
入り口に万葉集の石碑も建っています。
「湖西の地名で変わった読みが多いのは朝鮮半島からきた名前なんですよ」そんなお話に思わず耳ダンボ。
知らなんだ、韓国語のサークルとしてそれは勉強しなければ!
湖西の歴史は深い。
そして湖西の人には湖西の歴史や文化は過去のものでなく、今にもたらされる恩恵としてもとても愛してる。
ここに集まったのは一部の風流な人たちなのかもしれない。
でも、来る道で目にした美しい山と水と里の風景だけでもそれに値すると思った。
共に芋煮をつつく先祖代々安曇川に住まう人々の話を聞いてるとフツフツと興味がわいてきた。
そして他府県から越してきた人も高島を熱く語る。
琵琶湖にかかる橋は近江大橋も琵琶湖大橋も幅の狭い湖南の部分にしかかかっていない。
湖西からは湖東はものすごく遠い。
かえって京都に近く、京都文化圏だ。
もうちょっと北上する湖北は北陸だ。
湖東は名古屋など東海に近くなり、
湖南は京都や大阪の都市部に続く。
まるでヨーロッパの地続きの国のよう。
国境に関係なく、人の動きで文化や言葉ができる。

白洲正子さんが近江について書いた本の話なども出た。
私も白洲正子さんが大好きで、本を持っているけど、中々感覚的に掴めなくて理解できない。
「それはあかんわ。現地に行ってみんかったら解らへんわ」と言われて目から鱗だった。

そうだ!「近江山河抄」にある、滋賀の「得体の知れない魅力」は行ってみないとわからない。

ちなみに湖南、湖東の住民の何人かに「中江藤樹って知ってます?」と、聞いたら、
今の所100%「知らない」との答えでした。
うーん、滋賀は広い!

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