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2007年11月 5日 (月)

安全、安心はタダじゃない

Cimg2671先日訪れたばかりの大中のトマト農家、濱田さんと、にんじん農家の野田康司さんを再び訪ねました。
濱田さんのトマトハウスで奥様が出荷の準備をされていらっしゃり、つみ取ったばかりのトマトを買わせていただきました。
1キロ800円。半分のパックもありますが、もちろん、当然キロで購入。
一緒に訪れた友人夫婦も買ったばかりのトマトを早速口にして、恍惚としておりました。

ハウスに入れて頂くと、前回みんなで訪れたときにはしゃいでいて感じなかった不思議な空気を感じました。
ハウスの外と、内では何か違うエネルギーと言うかな、、とても落ち着いた気分になるんです。
「これはトマトセラピーになりますよ」
私たちは言っていたのですが、濱田さんの奥さんもハウスにいると落ち着くとおっしゃっていました。
なんでだろう。

前回研修でトマトのつみ取りをやらせて頂いて、意外にとても楽しかった。
その事も伝えると、来年は「トマト狩り」も考えようかとおっしゃいました。
ぜひぜひ!!
ハウスの中でヨガとかしたらどんな気分になるだろう。。なんて勝手に色んな事を考えています。

Cimg2678午後、にんじん農家の野田さんを訪れました。
野田さんはその日も地元に近い小学校でにんじんジュースを作って、食の安心、安全などについて話をされたそうでした。
それにしても、、、と。
子供以上に大人の「食の安心、安全」についての関心の無さに愕然とすることが多いそうです。

一方、安心、安全を指向する人々もそこに更に低価格を求めます。
判で押したような美しい野菜と、農薬の代わりに手間をかけた不揃いの野菜が同じ値段なら、家計をやりくりする立場では思わず前者に手が伸びてしまう。

安心、安全を実現するためのコストを誰が負担するのか。
安心、安全で、見目麗しい形のそろった野菜を新鮮なうちにスーパーに並べる為に、
夜遅くまで必死に働いて農家が労働に見合うほど収益を得るのは難しい。
見た目だけで商品価値が無くなりロスになるのも多い。

安全なものを食べさせたい、と思っている自分たちが食の手間や時間をおろそかにするしかないという現状。
「お客様は神様」だけれども、神様が口を開けて求めるだけでは、誰かが行き詰まってしまう。

最近では、中国産という「汚名」だけで避けるけれど、
中国にだって環境や食を真剣に考える農家はいるかもしれない。
連帯責任でひとくくりに捨ててしまっては、そういう農家さんをもつぶしてしまいかねない。

Cimg2676 「土とプランターと種を買って、ベランダででも一度自分で育ててみればわかる」

野田さんだけでなく他の農家さんからも聞いた事のある言葉です。

農家さんから消費者の口に入るまでに、色んな人の手や思いを経ています。
今や、そのルートを選ぶ事だって可能です。

見た目で選ぶ。
値段で選ぶ。
手に入りやすさで選ぶ。
作った人を信用して選ぶ。
作り方にこだわって選ぶ。
選んで運ぶ人を信用して選ぶ。

全ての選択肢にどんなリスクやコストがかかるのかを知る事でそのルートを育てる消費者になれる。
色んな人に聞くと、様々なご意見や見解があって、私もまだまだどれがベストなのか分かりません。
確かな事を自分の目で出来るだけ確かめたいと思っています。






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