« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月

2007年12月31日 (月)

棚田の明日ーー棚田シンポジウム

2007年12月22日 草津サンサンホール

Cimg3036棚田シンポジウム開催。
なんと今回で9回目だそうで、会場はほぼ満員御礼。
今回の基調講演としてNPO法人棚田ネットワークの代表、中島峰広氏の講演。
「棚田に吹く風」と題し、全国の棚田の状況と今後の展望をお話しされました。

現在、1970年当時の半分近い棚田が耕作放棄されているそうです。
米の生産調整開始で放棄の速度は加速、政府はそこに杉を植えさせた事もあるのですが、
「棚田杉植えて空しよ手入れせぬ杉の雪折れ谷に朽ちおり」と謡われる有り様で、なお且つ
地域間調整として生産性の悪い棚田は平地の身代わり減反。
(....こう言う事を30年後には、世界で二酸化炭素をめぐって行われることになろうとは想像できたろか)

そういう棚田の現状は1995年まではあまり世間で関心はもたれませんでした。それが。。。
1995年、棚田に吹く風が変わった「棚田ルネッサンスの年」。
司馬遼太郎さんの一言から棚田サミットが始まり、1999年関心の高まりから棚田学会設立、
日本の棚田百選が選定。
…と、その後棚田に対して様々な助成や取り組みがなされる事になったそうです。
農村や行政など以外にも棚田オーナー制度や棚田ボランティアで学生や都市住民の関わりが生まれました。
Cimg3041
今回、新しく注目されたのが企業の「社会的貢献活動」。
紹介されていたのはアストラゼネカという外資系企業。
CSR(社会的貢献)マネジメント部長の前浜氏のプレゼンテーションに「目からうろこだった」という声が棚田の現地からも行政からも。
単に「いい事をしよう」という部では今や社員もソッポなのです。
年功序列も終身雇用もない社内で愛社精神や一体感など持ちにくいもの。
社内運動会など開いた所で「ウザイ」と嫌われる時代に社会貢献としての棚田ボランティアが「三方よし」となっているとの事でした。
ゴミは持ち帰り、決してお客様として参加しない姿勢で、仰木でも「アストラゼネカはたいしたモンだ」と言われてるのを聞いた事があります。
参加した大勢の社員の皆さんの仕事の環境にもプラスになり、今後も継続して参加され、会社にも、作業した里山にも愛着を持たれる、そんなムリのない相互関係が棚田の今後の大きな力として期待されています。

滋賀に関しては「都市に近い」という地の利を生かして欲しい、とのこと。
確かに、大阪から来ても1時間程度の所に仰木はあります。(乗り換え考えたらもうちょっとかかるかもですけど)
個人的には私は外国人に来て欲しいなぁ、と思います。
例えばタイやマレーシアで素朴な島や人里離れたジャングルを訪ねるように、自然を満喫できて、地元の人と触れ合える棚田ボランティアってすごくいいと思うし、いつも参加する人たちにも刺激になると思うんだけどなー。
日本の伝統を知る、、、といえば「京都」だけじゃないですよ〜〜、と対抗心アリ。

最後に棚田百選に選ばれている高島の畑地区、仰木の平尾地区、そして行政、NPOを交えてのディスカッション。

畑の棚田保存会の林さんの言葉が印象に残りました。

『元々外部との接触が少なく、外から来る参加者さんたちにどう接したらいいのか、戸惑いがありました。
棚田百選に選ばれて悲喜こもごも。
オーナー制度のオーナーさんの田んぼを手入れ管理し、どうしても40Kgの米を保証しなければ、という責任が重い事もある。
保全活動の様々なメリットがあっても、活かしきれない。
けれど、これからもなんとかこの地で最低限食べて行きて行きたい。』

また、社会貢献の企業の立場では
『こういう事をすると売名行為と言われる事もあるが、本当に価値ある事をやりたい。
社員も厳しい目を持っている。怪我などして仕事に支障が出てもいけないし、楽しくなければ続かない。』

そう、楽しくなければ、なのです。

| | コメント (0)

2007年12月27日 (木)

『環境こだわり農業サミット ~お茶うけでおもてなし~』を開催します!

事務局からお知らせです。

平成20年1月19日(土)に近江八幡市の県立男女共同参画センターで「環境こだわり農業サミット ~お茶うけでおもてなし~ 」を開催します。

この催しは、生産者や事業者、消費者の交流を通じて、滋賀の環境こだわり農業を県民のみなさんに知っていただくものです。

当日の内容は、

◆「こだわりシンポジウム」「環境こだわり農業と地産地消」と題して神戸大学名誉教授 保田 茂 氏の講演や ◆「こだわりサミット」では環境こだわり農産物の「お茶うけ」をテーマに県内13の農村加工グループの自慢の品の試食販売、◆「農舞台」では餅つき大会や着物リメイクファッションショーなどです。

また、会場内では環境こだわり米やエコバックがもらえるスタンプラリーや環境こだわり農産物や加工品がもらえる大抽選会など内容もりだくさん!!

なお、入場は無料ですが、「こだわりシンポジウム」には事前申込みが必要です。

シンポジウムに参加希望の方は、住所、氏名、電話番号を記入のうえ、FAXまたは郵便でこだわり滋賀ネットワーク事務局まで申し込んでください。締め切りは1月10日(木)必着、定員は100名(先着)です。

【お知らせ】 「こだわりシンポジウム」は申込みが定員に達しましたので、受付を締め切りました。たくさんのお申込み、ありがとうございました。

ぜひお越しください。とっておきのおもてなしでお迎えいたします♪

 1.開催日時   平成20年1月19日(土)  午前9:45~午後3:00

 2.開催場所  滋賀県立男女共同参画センター(近江八幡市鷹飼町80-4)

  3.お問い合わせ先
      こだわり滋賀ネットワーク事務局
     住所 : 〒520-8577 大津市京町4-1-1 滋賀県庁環境こだわり農業課内
     担当 : 數野幾久(カズノイクヒサ)
     FAX :077-528-4881     TEL : 077-528-3892

案内ちらし(おもて)をダウンロー [PDF]

案内ちらし(うら)をダウンロード [PDF]  

| | コメント (2)

湖族の郷アートプロジェクトへ

Cimg30152007年12月21日
行ってきました。
湖族の郷アートプロジェクト。
堅田の街を歩くのも初めて。
帰ってから聞いてみたら湖南の皆様も
「堅田。。。?行った事ない」
「堅田ってどこだっけ?」

うーん、琵琶湖の隔たりは大きい?


Cimg3034湖族の郷アートプロジェクトは元々三井寺で開催されていたのがある年、三井寺が使えなくなったそうです。
さて、じゃあどこで?と探した所、地元の堅田の風景を見て「ここ、いいんじゃない?」と堅田で開催する事にあいなった、、、
と、湖族の郷アートプロジェクトの実行委員長の日下さんがラジオで言うていらした。
堅田はそういう街。

その日下さん、若干二十歳ながら私なんかよりずーーーっとオトナでしっかりした人。
しかも「家具?作ります!」なんてなんでもできてドラえもんみたいで頼りたくなっちゃうようなガテン系乙女。
今年秋の日野町別所の田んぼで地元の農家さんたちとの交流会のときにも大活躍でした。
バスで横に座ってお話しした所、ナント!日下さんのお母さんって私と一才しか年齢違わない!

がびーーん!
ワタシってもう大学生の子供がいてもおかしくないって年なんっすか!?えええええ!?

日野のバスツアーには日下さんの他にもアートプロジェクトのメンバーの学生さんたちも沢山参加されました。
今回、堅田の街を巡りながら展示の場でその学生さんたちにも再会♪
ゆっくり話もできました。

その、堅田の眺め。
国道161号線からの堅田の眺めは平凡なチェーン店ばかり。
まさか、その向こうにこんなノスタルジックな町並みが残っているなんて。
その反対側の、琵琶湖大橋の上から覗いた川辺の堅田はこれまた昔ながらの集落の風景。
その間にあるのは懐かしくて昭和のいい香り。
堅田は見る方向で全く違う顔をしている。
一筋、数メートルで時代を何年も何十年もワープできる街。


Cimg3014Cimg3017平日なのであちこちで週末の為にイベントの準備をしていました。
そこに地元の小学生の子供さんたちも自然に参加してました。アーティストさんが絵を描いてる所を覗きに来たり、街のあちこちでアーティストさんの作品の扉を開けて子供たちもワクワクしながら冒険をしていたのでしょう。
学校が終われば塾通いに追われる「今時」に、堅田の街のあちこちでワタシの子供時代のように遊んでいる子供たちの姿はうれしい発見でした。
ここには誰にとっても「子供時代」があります。

カフェスロー ドミトリーの石丸君も日野町別所のバスツアーに参加された学生さんで、
将来オーガニックカフェを開くべく頑張っていらっしゃいます。
「こんにちはー」と、のれんをくぐると、お店のスタッフさんが向かえてくれます。
石丸君があれ?と、日野で一緒だったワタシを思い出して下さいました。エヘヘ。コンチワ。
「中南米の部屋」に通していただいて、ネパールカレーを注文。

昨日の夜、カレー。
今朝、カレー。
昼もカレー。
でも、注文したいの。カレー。
今夜もカレー。
明日の朝もカレーだけど。

材料やスパイスを丁寧に擂りおろして煮込んだネパールカレー。
スパイスと野菜の滋味がじんわりの優しい味でした。
リピーターさんも沢山いるそうで、私が食べているそばでもスタッフさんに「この辺にカフェがなかったから嬉しい」という言葉を残されるお客様も。

「どうなんです?今後のカフェ?」
との質問に、カフェを開く場所をまだ決めかねているそう。
オーガニックの野菜を使おうと思ったら、やはり値段をそう安くするわけにもいかない。
カフェを経営するのに店舗の家賃が高くてはやっていけない。
お客様に来てもらえる立地で手頃な家賃の場所を見つけるのが難しいそうです。


Cimg3033おや?手頃な値段で素敵な立地の建物をお持ちですか?
ぜひ、ご連絡を。
将来有望な青年実業家がここにいますよー。

神戸の友人を訪ねた時に海辺のおいしいイタリアンのカフェで食事をしながらこういう場所が滋賀にはあまり無い事で正直ちょっと「負けた」と思いました。
琵琶湖が人の流れをちょっぴり面倒にしている事もあるかも知れません。
でも、琵琶湖ぐるっとレイクビューの立地があるではありませんか。
自然が残っている場所もあり、散歩にいい公園もあり。でも、くつろいで和めるカフェなんかもっとあってもいいんじゃないかなー、と思います。
水辺じゃなくても滋賀には山もあり、里もあり、様々いい景色を眺められる、そんなカフェ。
農家さんの頑張りも、カフェの経営も報われるような値段でお客さんが喜んでくれる、「三方よし」の新しいカフェが滋賀の新しい名所になる日は遠くない事でしょう、ね?

| | コメント (0)

2007年12月19日 (水)

「農山漁村の郷土料理百選」人気投票

農林水産省が人気投票により選定した

「全国各地の農山漁村で脈々と受け継がれ、かつ「食べてみたい!食べさせたい!ふるさとの味」として、国民的に支持されうる郷土料理」

の結果発表。

さて、滋賀の郷土料理は?

問うまでもなく、きまってるやん、というカンジ。。「ふな寿司」

滋賀の伝統の英知と自然の豊かさが育んだ素晴らしい郷土料理。

でもさー、でもさー、私、たべられないんですー(T_T)。

私も滋賀の食自慢してみたいので、2位とか3位とかも作って欲しいです。

このランキングには「農漁村の郷土料理百選」と並んで「ご当地人気料理特選」というのもありました。

ちなみに大阪出身の私は郷土料理百選に選ばれた「箱寿司」と「白みそ雑煮」どちらも食べた事はありません。
なんかちがうよなぁー。確かにそういう文化はあるんだろうけど、大阪ってアニマルプリントのおばちゃんがチャリンコ乗って買い物に出て、街中で吉本の芸人さんがロケしてたらしゃしゃり出てマイク奪うような、そんなラテン系なお国柄でいいんちゃうの〜?。

ご当地人気料理の「たこ焼き」「お好み焼き」こそ、大阪人に馴染みの大阪んフードだと思う。

正直、大阪以外で食べる「たこ焼き」はあまり美味しくありません
滋賀の人がたこ焼きにキャベツを入れるなんて、論外です。
キャベツが入ったら「丸いお好み焼き」やないですか。


滋賀県は「ふな寿司」と「鴨鍋」でした。
へー、そうなんですか?「ぼたん鍋」ならいただいた事あるんですが。

そういえば、滋賀県の郷土料理と言えばふな寿司以外思いつかない。。
滋賀県のご当地人気料理の欄は空欄でした。

以前、草津駅前の商店街が餃子のコンテストをやっていた気がします。
それが、栃木県の宇都宮みたいな名物にまではならなかったのが残念。
ご当地人気料理は日頃、切磋琢磨しながら味を競い続けている、地域こだわりの一品なのでしょう。

私に「たこ焼き」「お好み焼き」を語らせたら絶対譲れないこだわりがあるように、静岡の人は「富士宮やきそば」語らせたら熱くなるのかな。面白いですね。

滋賀でもご当地人気料理欄をなにか埋められたら面白いのになぁ。

栃木県も農漁村の郷土料理は「しもつかれ」「ちたけそば」と、これまた初耳。
神奈川県の「へらへら団子」とは?
熊本県の「いきなりだご」って?
ネーミングも面白い。
農漁村の郷土料理があれば、きっと世界のどこで出会っても同郷人は旧知の友のように語り合えるのでしょうね。
ふな寿司は食べられなくても滋賀県は美味しいものがいっぱいあるから私はダイスキ。
あら、こんなとこに?と、さりげない所にすんごく美味しいものがある。
それは、時にとても手の込んでいる事もあり、精魂込めた新鮮な野菜や果物を、獲りたてをガブリ!だけだったりもする。
いつも作って下さる方のこだわりと心意気をたんといただく。
郷土料理がいつまでもそんな人の手で心を込めて作られるものでありますように。

| | コメント (0)

2007年12月18日 (火)

農を変えたい!近江の会 生産者懇話会in近江八幡

いつもお世話になっている湖北町の大戸洞舎(おどふらしゃ)の松本さんからご案内です。

日頃、こだわり滋賀ネットワークを通じて、農業や食料、環境、人などあらゆる事のつながりについてスーパーマーケットからだけでは見えない事を教えて下さるそうそうたる農業者さん達が発起人の会です。

「農を変えたい!近江の会 生産者懇話会」
日 時 : 2007年12月22日(土)
 午後1時00分〜午後4時00分
場 所 : 近江八幡市 男女共同参画センター G-ネット
内 容 :     一部   西村和雄さん  農のあり方 
大前洋子さん  食のあり方
二部   意見交換会  「有機農業をススメルにあたって」 

参加費用 :  500円
※参加希望の方は、お手数ですが、事前に発起人もしくは事務局までお申し込みください。
連絡先   (事務局090-1487-5481 モリタ)

続きを読む "農を変えたい!近江の会 生産者懇話会in近江八幡"

| | コメント (0)

2007年12月13日 (木)

なりたて!コーディネーターの企画発表会

2007年12月9日(日)米プラザ

今年度の講座を終えて、滋賀県の底力を知り尽くした(!?)コーディネーターの皆さんが、各班で企画した農と食の企画を発表しました。

普段、雑談では素晴らしいアイディアが飛び交ってるのに企画書を作る、、という段になると「えーと、何かいいアイディアないかなぁ?」と思いつかなかったりして。

今回の企画書の為に企画会議として集まった班の話もちらほら。わぁ〜、力が入ってるなぁ。楽しみです。



Cimg2994今まで参加した沢山の企画の中から「これ!」とお勧めしたい所をコースにした班。

本職のネットワークを活かした企画。

今年度の講座で培った繋がりをこれで終わらせず、もう一つ踏み込んだ形にしようという案。


それについてスーパーバイザーのナリタさん、行政の立場からカズノさん、モリモト参事のご意見。

Cimg2997
コーディネーターの皆さんからもどんどん声があがります。

どんな団体と手を組む?いや、そんなん組んだって意味ない!?

みんなに喜んでもらう、農と都市を繋げる企画はどうしたらできるのだろう?

この数週間の間、あちこちのスーパーの売り場で直接消費者のみなさんにアピールする応援隊に参加したみなさんの感想からは衝撃的な事実。

こだわり野菜の売り場の野菜が売り切れると、その場所に産地の違うものを店員さんが置きに来る。

こだわり野菜のステッカーがないものがある。こだわりかどうか判らない。

手がバンバン上がって皆さんの意見がヒートアップ。

私たち、コーディネーターが思うより、消費者にも、流通、販売の現場でも、「こだわり」とそうでない農産物の意義や違いはまだ認知はされていない、という所。

企画を立てるにしてもそこを忘れてはいけませんね。

わたしはー、というと、すみません、資料に落書きしてました。

だめなんすよ、すうじとか、ややこしいこと出て来ると頭脳フリーズなんすよ。

それに、どうでしょう。テーマは深くても、もっとオモロくてもいいのではないでしょうか。

はは、すみません。
そんな勝手な事を考えながら参加の皆さんの差し入れの美味しいものはしこたま食べさせていただきました。

ごっちゃんでした。

Cimg2990Cimg2991Cimg2992_2Cimg2993

| | コメント (0)

2007年12月10日 (月)

お茶うけサミットin野洲

Cimg2974

2007年12月8日(土)
こだわり滋賀ネットワークの公募幹事として大活躍中の野洲のイマニシさん。
JA近江富士の女性部の皆さんでお茶うけサミットを開催しました。
来年の初めでこだわり滋賀ネットワークで開催するお茶うけサミットのプレイベント(!?)のような感じで、来年の開催のためのお勉強に呼んでくださいました(!?)。

Cimg2975当日、だいぶ遅れて到着のどらここ。
既に集合のご仁たちは美味しいものに興奮しながらご満悦。
「すごいで!はよ食べ!」とのことで、あ、ハイ、あ、スミマセン、、とオタオタしながらも会場中心にすえられたテーブルにはご馳走がいっぱい。

みんな野洲の女性部の皆さんで作られたそうで。。。すごいなぁー。美味しい~。
ついつい話し込んでしまって、沢山も食べられなかった無念。
お漬物など保存食に加工したものやら、新鮮野菜や果物を使ったおかず、デザート。
この知恵のいっぱい詰まったご馳走を眺めながら

「地球が滅びるときでもこのオカアチャンたちは生き延びるな」。

米や野菜、果物を畑自分で作り、それをご馳走に加工できる。
食べ物の初めから終わりまでの何代にも渡って受け継がれた技術や知恵、さらに新しいものだって取り入れます。
そういうものはたいていオトウチャンには引き継がれずオカアチャンの独占。
オカアチャンがいなくなったらオトウチャン、どうするよ。
もっとも最近の若い男子は料理が上手でうちに遊びに来たら私はな〜んにもせずに(できない)男子たちが魚を下ろしたり、凝った料理を作ったり、ほとんどやってくれる。
人様の事は全くエラそうに言えない。。。飢饉が来たら私も飢え死に組だ。

Cimg2978 さてさて、この宴で大好評だったのは「ふな寿司のチーズカナッペ」。
薄切りチーズの上に薄切りふな寿司を載せるだけ。
曰く「チーズでふな寿司の臭みが消されて食べやすいよ!」(マスダさん談)
す、すみません。チーズもふな寿司もダブルで苦手です。。。

マスダさんにおなじく公募幹事のホンゴーさんも絶賛するや、次々と目の前にふな寿司のチーズカナッペが並べられ、ふな寿司本体までお持ち帰り。
それほどにお勧めなので、きっと美味しいと思います。
来月、2008年1月19日(土)に近江八幡の男女共同参画センターで、こだわり滋賀ネットワークpresentsのお茶受けサミット開催します。
イマニシさんやナカイさんなど地域で活躍するお料理お料理自慢の農家の方々のお茶受けが並びます。
こだわり農産物で作る美味しい一品をぜひご賞味を!

| | コメント (0)

2007年12月 9日 (日)

湖族の郷アートプロジェクト始まる

第3回 湖族の郷アートプロジェクト
2007年12月9日(日)~12月23日(日) 11:00~20:00
入場無料
会場:滋賀県大津市堅田地域

詳細・進行など詳しくはwebで公開中!
>http://kozoku.com/



Cimg2517  先日の日野の産地見学会でも大活躍してくださった成安造形大学や龍谷大学の学生さん達が中心になって堅田で湖族の郷というプロジェクトを本日からスタート。
ぜひ見に行ってください♪
成田さんによると、日野の交流会に参加してくださった龍谷の学生さんがされる常設イベントとして開かれるカフェスロー・ドミトリーで、こだわり野菜を使ってくださっているのだそうです。ホームページにメニューを始めその思いについても書いていらっしゃいます。
カフェスロー・ドミトリー

その他、成安造形大の学生さんたちのこれからも常設される作品、会場をめぐるラリー、漁港の倉庫で映画、ガイドツアー、などなど色々あるようです。

自分が若いつもりでも(!)大学生といつの間にか接点のない日々を送っていますが、キャンパスを飛び出て街を彩る学生さんたちの情熱と体力のキラキラを見に行きたいと思います。ああ、気力あってもあの頃みたいな体力ないわー、と遠い目。。。。


   

| | コメント (0)

2007年12月 3日 (月)

虫の目/鳥の目―仰木・地図をめぐる視点―

去年のこだわり滋賀ネットワークのセミナー講師の蔭山歩さんの話に魅かれてワタシも仰木を訪れるようになりました。
湖西のにぎやかな161号線からちょっと行けば仰木の棚田に会えるのです。
今森光彦さんの写真でも知られるこの集落の豊かな自然の風景は人の関わりでこれまでもずっと守られ、変化し続けてきた里山。
これからも天国か地獄か。人間のかかわり方次第。
うっすらと不安を抱えながらそれでも美しい今日の仰木の風景を眺めます。

Cimg2942 蔭山さんら成安造形大学の有志で始めた「地蔵プロジェクト」。
そこからできた「鳥の目/虫の目」という仰木の立体地図。
起伏のある仰木の里山を等高線の形に切ったボール紙を重ねて作りました。
カッターで切って手で張り合わす。
東西4キロ、南北3キロの起伏を紙を重ねて立体にするのですから膨大な量です。
Cimg2939大きなテーブルいっぱいの白い地図。
真っ暗な闇の中に置かれたその地図に天井から色んな地図を投影します。
なんだかSF映画みたい。

1947年から今までの航空写真でまるで鳥になって空から眺めるかのように時代の移り変わりを見ることができます。
特に1947年の地図は地元にも残ってないそうで「よおそんなん探してきたなぁ」と地元の農家さんが感心していらっしゃいました。

今はなき江若鉄道が走った時代。やがてJR湖西線ができ、広い道路がどんどん集落に広がり、ニュータウンができる。圃場整備されていき、、、、。
立体地図に写る地図を眺めながらみんなが「あの時」を語ります。
この地図を作った方たちはただ見るだけでなく、眺めながらみんなで語り合うことにこの地図の意義を見ているように思いました。
その他にも、
Cimg2940仰木の昔の地名の地図。
水の流れを映し出す地図。
100メーターごとに区切った升目を重ねる。
などなど、映し出されるたび、仰木の地域に新しい発見があります。
この地図はきっとこれからも仰木の現在過去未来を語ってくれるでしょう。
それには沢山の人に見てもらわなくてはなりません。
まだ大勢の仰木の地域の方々も見ていません。

これって、仰木の宝ですよね!と声を上げる私。

「おまえら、みんなホンマにすごいなー!」と感嘆する地元の農家さん。

Cimg2954 こんな手作りの地図を持つ土地が日本に、世界に、他にあるでしょうか。
他の地の人が手弁当でこんなに色々なことをやろうとする地域が他にあるでしょうか。
こんなにも愛されているのですよ。仰木の里山は。

| | コメント (1)

ストップ!棚田崩壊!@仰木

2007年12月2日(日)
滋賀県大津市仰木の平尾地区で棚田が崩壊の危機にあることを知ってもらおうというイベントがありました。
Cimg2946 お馴染みの馬蹄形の棚田の広場にピストン運行でバスが到着。仰木のニュータウンの方々も沢山ご参加でした。
前日も、翌日も雨がふりましたが、この日は暖かくてとてもいいお天気。けれど、風は冬を告げます。
焚き火で暖をとりながら炭火焼の焼き芋をほおばります。
棚田の秋の風景に焚き火は贅沢なご馳走です。
稲刈りの済んだ田んぼは陽の光や風や雨、時に雪に打たれながら、静かに春を待つのでしょう。

Cimg2955仰木の地元の方の先導で太鼓会館までの棚田の中の道を歩きます。
道端の枯葉のなかにお地蔵さん。
田んぼの脇の神社の祠。
時に、道で踏み潰されたカニやイモリにキャーキャー言いながら、子供たちは走り回って楽しそうです。

美しいと喜びながらも棚田は崩壊の危機にあります。
人の手の入らない田んぼはあっという間に雑草に覆われて無残な姿に。
棚田での米作りは平地の5倍の労力がかかるといいます。平地の米作りも色々問題を抱えているのに、平地の米が10000円で取引されるのが棚田だと2000円にしかならない、という計算になるとおっしゃってました。
昔、お見合いで娘の嫁ぎ先の棚田の田んぼを見て、「こんな所に娘はやれない」と親は断ったそうです。
機械も入らない、小さくて、くねくねとした形で、しかも段々になっている。
四角く大きく整えられていく田んぼで棚田の風景としての美しさが失われる、と外の私たちが嘆いても、その土地を耕して暮らして行く棚田農家の方には圃場整備は大金かけても念願だったのです。。
しかし、お金をかけて整備しても、高齢で跡継ぎがいない農地はやはり捨て置かれて荒れる所も増えているのだそうです。

「どうにかできないものだろうか」
誰もが頭を悩ませます。
農家として。
地域住民として。
消費者として。
この風景を愛するものとして。
日本の米作を憂うものとして。

太鼓会館では地元の農家さんの農産物を売っていたり、暖かい猪汁、お赤飯をいただいたり。やっぱり子供には焼きそば、フランクフルトは外せませんね。
ニュータウンの人たちは収穫したもち米で餅をついたり、ぜんざいで食べたり。
紅葉の山々に囲まれてすごしました。

農家のお母さんたちの手作りのゆず味噌、帰ってサトイモにつけて食べたら旨くて一口ごとにのけぞっちゃう。
干し柿はふっくらしていて、全く渋みのない甘い甘い優しい味。食べ過ぎないように理性で抑える。
今年の棚田ボランティアでもらった地域通貨で購入しました。2仰木=1000円。

今年見逃してしまった蔭山さんと仲間の「地蔵プロジェクト」の作品、「鳥の目、虫の目」をやっと見れました。
シンポジウムで地元の人やニュータウンの人たちとも語り、みんなで片付けてお開きに。

Cimg2960「こうして色んな人と集まって出会うと勉強になるわ」と地元の農家さん。
私もそう思います。
一生懸命いろんなことをしてもなかなか地元の人に参加してもらえない、、というのが悩みだそう。
もっともっと、外の人が棚田のよさを、里山のよさを語ったら地元の人にも再認識されるんじゃないか、そうして地域性を守れた例が他にもあると聞きました。
仰木もその時までこうして天の岩戸の前で笛吹き踊るごとく、ここで人と出会っていければいいと思います。

| | コメント (1)

お笑い品種カタログ

先日のニンジン農家の野田さんが見せてくださった種のカタログ。
「にんじん」「だいこん」「ほうれんそう」としか見ない野菜が実はすごくすごく沢山の品種があることにびっくり。
ページをめくるうちに、バカ受け。
品種の名前って誰がつけてるんだろう。
Cimg2927まず、野田さんところのニンジンちゃんは「恋ごころ」
「色よし!味よし!ジュースやサラダにも最適!」
と、可憐な色艶のニンジンちゃん。
「なかなかカタログの写真みたいにはでけんわなー」と野田さん。
ほんとねー、そうねー。
そうだなぁ。私たち女子の見るファッション雑誌と一緒かな。

Cimg2926スタンダードな「無双」とか「空海」「耐病60日」なんて白菜。たぶん、名づけた人は真面目で哲学を愛するおじいちゃんなのだろう。(勝手に想像)




Cimg2919「キムさん75」
キムチ用の韓国の品種。そうそう、昔から韓国の人が「(キムチをつけるのに)日本の白菜は水分が多い」と言ってました。それにしても白菜に「キムさん」なんてほのぼのした名前じゃありませんか。

Cimg2925次に、大根。
あまりありがたくない意味で女性にたとえられやすい農産物。
「耐病総太り」
病気に強く、太く育つ!
すばらしい!
しかし、うっすら「耐病総太り」に自分が重なるワタシは被害妄想過ぎか。

Cimg2921 「おふくろ」
さもありなん。
お袋さんの足が愛おしかったのでしょう。
しかし、おふくろさんは不服なはずです。
ちなみに切れてますが、隣の大根は「エベレスト」です。
突拍子もない名前の並びが面白い。
そのほかにも「おしん」という大根もありました。
大根というのは、「がっちり安産型で苦労に耐える慎ましい母」というイメージで名づけられることが多いようです。
Cimg2923名づけの面白さで光るホウレンソウ。
「おてもやん」はちょっと丸めの葉っぱ?
「強力オーライ」とは何が強力にオーライなのか聞いてみたいところ。




Cimg2920「エイトマン」「マルス」にいたっては、ワタシより少し年上のアニメ好きの人が名づけたのかなぁ、と推測。

アナタはどんなお野菜がお好き?

| | コメント (0)

大中で、にんじん農家を体験

先日セミナーで訪れた滋賀県東近江市の大中町にある野田さんのニンジン農家へ再び。
そういえば、セミナー参加者のマスダさんもブログに野田さんと仲間の農家さんたちの収穫祭に行ってきたと書いていらっしゃいました。

Cimg2913今日はニンジン掘り初体験。
野田さんと奥さんに抜いて、並べて、包丁で葉っぱとひげ根っこを切ることを教わり早速トライ。
土がフカフカなのでフカッと抜ける感触がいい。
小さいのや、赤いダイコンか?と見まがうようなでかいヤツ。親子のように絡みつくのや、パックリ大きく裂けてしまっているのも。おっ!しもやけの手が転がってるで!千差万別の形のニンジンにいちいち声を上げて喜ぶ私たち。
Cimg2930ずっとかがんで続けるこの作業。最近まで野田さんのお母さんがほとんど一人でこの作業をされていたそうです。今日は私たちおしゃべりをしながらですが、冬の寒い時期が旬のニンジンを毎日一人で寒い屋外で掘り続けるのは一種修行のようです。
奥さんのお話では、毎年毎年、ニンジンの成長には何かしら厳しいことがあるそうです。
寒すぎても、暖かすぎてもだめ。雨が降っても降らなさ過ぎても。
コントロールできない自然に対して、謙虚な心を持たなければ、続けられない仕事です。
滋賀はまだ自然災害は少ない。
今年はもうすでに北の地方では大雪がつもり、石油の値段が急激に上がっています。

小さいのや、形の悪いものは廃棄。再び畑の土に戻ります。
ああ、もったいないなぁ。味は一緒なのに。。。商品としてはそうはいかないのです。
大きなプラスティックバックにニンジンを詰めて、口を切り取ったニンジン葉で蓋をしておきました。お昼をはさんで再び作業を開始してみると、廃棄で風にさらされたニンジンの表面はサツマイモのように赤くなっていました。

Cimg2931 夕方、作業を終えると農協の方や、野田さんの農家仲間さんが集まっていらっしゃいました。野田さんのニンジンを搾ってジュースを飲みながら、話題はニンジンのサイズの話。
人間だっていろんなサイズがあるようにニンジンだって同じこと。
だけど、スーパーで袋詰めで売っている3本のニンジンはいつも同じ大きさ。
今年はニンジンが小さめだそうで、野田さんの奥さんは
「今年はニンジンはあきらめた」とおっしゃった。

「スーパーに並ぶようなきれいな形のニンジンはざっと100個掘って1,2個あるかどうか」
自分で掘ってみてわかりました。
今までニンジンというのはこの形、この大きさが当たり前だと思ってました。

「あまり厳しくサイズを制限したら、今年は出荷が足りなくなってしまう。」
でも、小さいじゃない?と、すでに何件かのクレームを受けている、と、農協さんも困惑顔。
同じ100gでも大きさがだいぶ違ったりするので袋詰め、箱詰めには気を使います。

私たち消費者は何を求めているのだろう?
安全、安心といいながら、所詮目の錯覚や、気分で買っているだけなのかもしれない。
闇雲に求めれば求めるほど、不自然にならざるを得ない商品としての農産物。

規格外のニンジンや水菜、かぶらなどを奥さんが箱に詰めてくださいました。
いや~、こんなにいただくほど働いてないよなー、と恐縮。
遠くの友人に宅急便でおすそ分けしたら
「かわいいニンジンやなぁ~!美味しかったわ~!」と電話が来ました。









| | コメント (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »