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2008年5月 1日 (木)

仰木棚田オーナーのお米の勉強

2008年4月27日(日) 大津市仰木

Cimg3769今年、初めて守人の会のメンバーとして仰木の棚田の田植えに参加させていただく事になりました。
棚田オーナー制度の実施する側も試行錯誤だそうで、去年はいきなり田んぼで「はい、どうぞ」と実践から始まったそうです。
今年は初めての試みで事前にお米づくりの全体像を学ぶ事になりました。。
オーナー希望者の数が心配されてましたが、まずまず集まり、更に当日にも決めかねて参加した人も。

「私は学も無いし… 」と、おっしゃる地元の農家の辻晋一さん。
聞いているうちに思いました。「これが学でなくて何が学だろう」
それに辻さんはじめ、仰木の農家さんたち、みーんな、お話がとっても面白くてお上手。
聞いてて、全く飽きる事のない素晴らしい先生でした。
Cimg3773
土と水、雨風、太陽が米を育てるとはいえ、「おいしいお米」を作るのは農家さんの職人技。
その過程の細やかな事。日本らしい美意識の原点は田んぼなのかも知れません。

あぜを土で塗り固めて水が漏れないようにする「あぜ塗り」という過程は「左官仕事のようにツルツルに」。

知らないけど、例えばアメリカのお米づくりでこんな丁寧な事は考えられないのではないでしょうか。
そして害虫や雑草、この頃は鹿、イノシシ、猿、なんかとも黙々と戦わなくてはなりません。
実りの秋に新米を手に入れるまではひたすら自然の声を聞き、逆らわず、怠けず。

「いやー、ちょっと、都合が付かないので、そこは何とかお願いできませんかねぇ。。。。」なんてごまかしを自然は決して受け入れないのです。。

「量産はできません。量産しようとすると質が下がります」
その言葉に学校で習った宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」が思い浮かびました。
美味しいと、米が特に誉められもしない位美味しい事が普通である事の裏にはこんな農民の姿があるのでしょう。

『慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラツテヰル』

Cimg3781講義の後は、いよいよオーナー田を決定するためオーナーさん達は田んぼにお出かけ。
その間に、守人の会のメンバーでおにぎりを握りました。
会長の西村さんの奥さんが炊いておいて下さった棚田のご飯。
大きな釜で炊いたふかふかのご飯をおにぎり型に詰めてから握る。
「これ(おにぎり型)も進化してるんだろうねぇ」
ごはんの国だからこそ、こういう小さな所への心遣いにも変化が。
そんな所にこそ「日本」があるんだと思うのです。

「お米に小さな黒い点がついてるやろ?」
おにぎり握りながら地元の村上さんが教えてくれました。
稲の出来始めの頃にカメムシが籾に穴をあけて汁を吸った跡が黒い点となって米粒に残るのだそうです。
減農薬をやるとどうしてもそういう米粒も出来てしまう。
完全に駆除すればシミ一つないお米はできる、けれど。

Cimg3783
ふかふかのおにぎりは塩だけでにぎる。
おかずは会長の西村さんの奥さん手作りのお漬け物やフキ味噌。
滋味と香りのシンプルな「日本の飯」。

今からそんなお米を今から一緒に作って行くのです。
量よりも質を大事に。
手間を惜しまず。汗を厭わず。


「ミンナニデクノボウトヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハ

ナリタイ」

Cimg3775Cimg3777

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