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2008年6月21日 (土)

近い水、遠い水:嘉田知事講演会@京大

2008年6月16日
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嘉田滋賀県知事のお話をじっくり聞くのは初めてでした。
京都大学にて。
テーマは「近畿における琵琶湖の価値」
「今日は、(琵琶湖の)水の恩を売りに来ました」
と、知事。
琵琶湖の水は京都、大阪、神戸や和歌山の辺りまでも供給されているそうです。
滋賀の人は琵琶湖が大好き。
もちろん私も。
講演の最後に嘉田知事が「神や仏が住まう」と表現していました。
大げさでは無いと思います。
強風が吹いて荒れる事はあっても、琵琶湖の四季折々、日々の風景はいつ見ても仏サマのように柔和です。

「利水はされているけれど、治水にはまだ問題がある」
水を利用する事はある程度できている。
けれど、水害に対する備えは万全ではない、という事らしいです。
「それは行政の仕事やろ!、と言われるのですけれど」と、知事。
 「行政ができる事は万全ではないのです。」
自然の力に抗うハード面の治水では住民の命を失わせないという最低限の目標さえ保証できない、のだそう。
今も、世界のあちこちで洪水は起こってます。
発展途上国のインフラの無い所だけじゃない。
先進国アメリカやヨーロッパでさえ家を、田畑を押し流す濁流になす術がない。

かつて、琵琶湖岸に住まう人たちは琵琶湖の水で朝、顔を洗い、歯を磨き、水を飲み、洗い物をしていました。
今でも嘉田知事は北湖でそのままコップで水をすくって飲んでみせる、そうです。
真ん中まで行くと、バクテリアなどほとんどいない。
今でも琵琶湖岸で洗い物をする人もいるそうですが、かつてのように琵琶湖が直接生活に密着する事はなくなりました。
知事の表現では「遠い水、近い水」。
琵琶湖に触れながら暮らし、少しの変化にも気がつけばいち早く対処する事が出来る。
水の供給や治水が地域住民の手から行政に渡るに連れて人々は水から遠ざかってしまった。
琵琶湖について知るのは「専門家」になってしまった。

ダムがいるのか、いらないのか、私にはよくわからない。
でも、琵琶湖の水を、地域を流れる川の水を、もっと身近にする事は大切やなぁ、と思いました。

「昭和30年代の水質を取り戻したい」というマザーレイク21計画について語っていらっしゃいました。

『自然的環境・景観保全
湖の環境を守る豊かな自然生態系のなかで、
多様な生物の営みによって四季折々に美しい固有の景観を見せる琵琶湖
(マザーレイク計画の2020年度〜2050年度の「あるべき姿」より)』

湖岸に大型スーパーとか、高層マンションとか、警察署なんかがドーンと新築中の琵琶湖をでっか!?とちょっと突っ込みたくなる計画ではある。。。sad

最後の質問コーナーで「将来、環境大臣になりたいです!」という中学生、クリモトくんに拍手が送られました。
頼むよ、クリモト環境大臣。
世界の巨大湖が温暖化でウソみたいに消えて行く。
琵琶湖が2050年にちゃんと存在していますように。。。

講演後、正門出口近くにある新しい京大のカフェで「総長カレー」を食べる。
京大総長プロデュースだそうです。
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