« 稲刈りの季節-農家の嫁失格 | トップページ | ハッピーフォレストプロジェクトin多賀 »

2008年9月26日 (金)

滋賀スタイル

Cimg5410 滋賀県が自己アピールが下手だという事は郷土愛の篤い人でも認めるところだと思う。
かといって、滋賀が損をしているかというとそうでもない。
滋賀は名より実をとる。
近江野菜が京都では京野菜のブランドで売られる事は、滋賀で売るより高く売れるから良し。
着物の世界でも京都の呉服屋の看板の裏で、滋賀は製造のバックヤードだったそうだ。
私も昔、大阪で繊維商社で働いた事があり、福井県や名古屋など生産工場に時々行った事があるが、滋賀の繊維業は最近までほとんど知らなかった。

Cimg5414 そんな県内の繊維業の仕事を広く知ってもらうため、繊維業、生産地域、大学が手を結んで「滋賀スタイル」という展示会を開催した。
布好きな私は楽しみにしていたのだけれど、行ってみてガッカリ。

パネルとボディに着せた服と、エンドレスに流しっぱなしの広報フィルム。
各地で作った各種布を使ったクッションがランダムに置かれている。
そして、無人。
一通り見学したら、「どのクッションの布がよいか」「この布はどのようなイメージをいだかせるか」などを備え付けのアンケートにチェック式で答える。

そのどれもが「滋賀スタイル」を知りたいと思う立場として全く見当違いに思えた。

何を伝えたいのだろう?
何かを伝えたいと思うのにこの中途半端さはどういうつもりなのだろう?
アンケートを何に生かしたいと思っているのだろう?

本当にステキなものなのに、その価値を伝える事には手を抜く。
今回の展示だけでない。
残念ながら私の知る「滋賀スタイル」にはそういう面もある。

高島の「綿クレープ」は国内シェアの90%!
す~ごい!
湖東の「麻ちぢみ」、長浜の「絹ちりめん」。
どれも滋賀の琵琶湖を中心に東西南北の個性豊かな気候風土に根ざしている。
それを知っている滋賀県人がどれほどいるだろう?
それを誇りとする滋賀県人がどれほどいるだろう?

滋賀にはステキなもの、スゴイものがたくさんある。
たいていは感心も持たれず埋もれている。
関心を持つ人がいるとしても、それを県外に、海外に広く知らしめる事には消極的だ。
華々しい事を嫌う。
人が大挙して訪れて静けさを破られる事を嫌う。
その県民性で昔ながらの生活が素朴に守られているという所もある。
その気質が恵まれた環境を当たり前に思い、価値を見いださず、活かせず、寂れさせてしまったり、破壊してしまった事はないだろうか。
湖岸だってウォーターフロントとして活かせているとは思えない。
「え?なんでコレってここに建てんの?」的な建築物ばかりが並ぶ。
リゾートっぽく作ろうとした場所は軒並み失敗したように見える。

自分の殻から頭を出して、違った視点で物を見る事は滋賀には必要な事だと思う。
もっと。もっと。

|

« 稲刈りの季節-農家の嫁失格 | トップページ | ハッピーフォレストプロジェクトin多賀 »

こだわり滋賀ネットワーク日記」カテゴリの記事

湖北の農家さん」カテゴリの記事

湖東の農家さん」カテゴリの記事

湖西の農家さん」カテゴリの記事

滋賀力★ネットワーク!」カテゴリの記事

産地応援!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 稲刈りの季節-農家の嫁失格 | トップページ | ハッピーフォレストプロジェクトin多賀 »