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2008年12月30日 (火)

韓国生協@針江

Cimg6154 最近、韓国旅行に行った人から聞いた話。
現地のガイドさんが以前、大阪に住んでいたということで滋賀から来た自分たちを「懐かしい」と、たいそう歓迎してくれたそうです。
「今度日本に来たら行きたい所はありますか?」と聞いたら「高島の針江に行きたい」と答えられたのでびっくりした、というのです。
「滋賀県民のワタシも行った事ないんですよ」と。

Cimg6155 こんな話を周囲ですると、高島や針江の川端(かばた)はテレビで見て興味はあるけれど、行ったことないという人が多い。
ワタシもこだわり滋賀ネットワークがらみで行かなければそんな一人だったことでしょう。

ある日、針江の石津さんから「明日、韓国から団体さんが見学に来る」という話を聞いて、いつか韓国とエコツアー交流がしたいと思っていたワタシは、ずうずうしくも「じゃ、遊びに行かせてくださいよっ」と押しかけたのでした。
Cimg6160 石津さんは以前から交流のある方たちだそうで、再会を喜んでいらっしゃいました。
ワタシも最初はオズオズだったものの、そのうち色んな質問を受け、その視点の意外さに四苦八苦。
鮎の佃煮を「どうしてこういう食べ方をするの?」
え~、どうしてって、、、、?
そういえば韓国で「煮物」はあっても「佃煮」はないよなぁ。
もちろん、ふなずしの説明も。
最近やっと好きになったので好意的な説明に。( ^ω^) ウマイ!
何度も行った三五郎さんの船着場に着くと、韓国の皆さんは特有の大きなリアクションで景色の美しさに感動していました。
Cimg6150皆さんに混じって付いていくだけのつもりでいたけれど、やはり、通訳せよということに。
水辺の底の泥に絵を描くようなカワニナ。
「カワニナ」と言われても普段のワタシもロシア語か?と思う位疎い。
もちろん、韓国の皆さんもその実物を見ながら「う~ん、韓国ではなんと言うんやろ?」と考え込んでいらっしゃいました。唯一韓国で漁師をしている方が「これ、韓国にもいるで。蛍のえさになるんやろ?」

次に、石津さんの田んぼの畦で写真を見ながら有機農法や水の浄化についてのお話。
途中で「通訳疲れたでしょう」と随行の他の方に代わってもらったのですが、今まで自分の知らない色んな分野の韓国語通訳をしてきて農業が今までの中では一番難しかったです。
日本語なら、サラッと流せてしまうことに一々「ウッ」と詰まってしまうのです。
一俵、一反という日本独自の単位。後で韓国語の生徒さんに「え!知らなかったんですか!?」とびっくりされたのですが、都会っ子なんで、スミマセン(;;;´Д`)ゝ
それから「ヤゴ」「オオサンショウウオ」などなど動植物の名前。
さらに韓国の方の話を聞いていたら「除草」とかも単に「草抜き」とか単純な言葉じゃなくて農業用語がある様子。
もしも農作業の手順を説明せよと言われたのなら、大阪育ちでソウルに住んでたワタシには全く未知のボキャブラリー。
何にも説明できないかも。。。。
おかげで今ではカワニナもサンショウウオも韓国語で言えるようになりましたが、新たな学ぶべき分野を示していただきました。
針江は遺伝子組み換え作物を拒否した日本で初めて「GMOフリーゾーン宣言」地域だそうです。
「え~、遺伝子はわかるけど組み替えは韓国語でなんていうんやろ。。。」

針江の集落を歩く。
民家を見て質問。
「どうしてこういう家の建て方をするんですか?」
韓国ではたいてい家は煉瓦や石やコンクリート造りで木造の家はあまり見かけません。

集落に生えてる柿の木を見て
「きゃ~、こんな小さな柿見た事ナイ~!!」

私たち日本人が以前川端を見て回った時とはひと味視点が違う。
それがとても新鮮。
その後、自治会館で石津さんの米、大豆、小豆、で作ったお餅をいただき、歓談。
なんの準備も覚悟もなく臨んだせいで私の通訳もてんぱっちゃって申し訳なかったなぁ。
最後に石津さんのお米で作ったお酒を造っている酒蔵を訪問。
そこにも川端があり、水と酒を味わいました。
ご一行はその夜、滋賀には留まらず大阪に帰り、翌日は和歌山へ行かれたそうです。
せめて一夜でも滋賀に留まる事までも貴重な体験になればいいのになぁ、と思います。
すでに何回か針江を探索し、テレビでも何度も見たけれど、この日はひと味違った新しい体験をさせて頂きました。
韓国からだけで年間200人ほど見学に来られるそうです。

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