庶民パワー 大阪B級グルメツアーふたたび
大阪の天満大好き!の、北山さんが天満の美味しいお店、頑張っている路地裏、味のある人を案内してくれる「大阪B級グルメツアー」。
今回は栗東の中井さんと湖西の加藤さんと参加。
そして私は3回目。
何回来てもviva天満
今回もここ、春駒からスタート。
目の前で職人さんが握ってくれる。
この不況にカウンターとテーブルはいつもいっぱい。
安い!早い!うまい!
うっかりするとスタート地点のここを立ち去る気力が萎えそう。いかんいかん
お魚だけじゃなくて彩り美しいお漬物のお寿司(2番目の写真)、「馬のたてがみ300円」(最初の写真)。
嗚呼、今すぐ春駒に帰りたい…。。。
天満の街は日本一長い商店街「天神橋筋商店街」が串カツの串のように貫いています。
天満駅駅前から小売商が昔ながらに雑然と軒を連ねている路地、迷路のように右に左に店がいっぱい。
マンションの1階、地階に広がる天満市場は私が子供の頃の「市場」の姿。
八百屋さんは野菜の旬や珍しい野菜の食べ方を教えてくれます。
鰹節屋さんの店先には部位や削り方の違う何種類もの鰹節が並んでいて、削りたてのいい香り。
魚屋さんの店先の新鮮な魚は頼めばすぐに目の前で大将が捌いてくれる。
どうやら田舎より都会の方がそういう市場は生き残っているようです。
ぐるっと市場を巡って私たちはちょっとガッカリ。
滋賀県産がほとんど無い。市場を出て、商店街で「ふるさと」という野菜のセレクトショップというか、若いお兄さんがおすすめのお野菜を売っている小さな店を見つけました。
「ひやかし大歓迎」と書いてあるその店で
「滋賀県産のは無いんですかぁ~。滋賀の野菜置いて下さいよぉ~」
と、遠慮なくひやかさせて頂くと、お兄さん曰く
「いや~、滋賀は遠いですからねぇー」
がーん、奈良より、和歌山より、滋賀は、遠いんですね。。。
滋賀県民の感覚の10倍くらい近隣の他府県の人々にとって滋賀は遠いようです。
近畿地方とも思われてないかもしんない。
なんかねー、残念ですねー。露天のような小さな間口の漬物店を見つけました。
案内の北山さん曰く「ここでしか漬けもの買わへんねん」
伊勢から自家製の漬けものをお母さんが運んで息子が売るというお店。
精魂込めて作ったものを自分でお客さんに売る。
そこに偽装の疑念もなく、信頼とひたむきさを感じました。
天満は若い商売人さんが多い。
八百屋さん、漬物屋さん、カフェ、雑貨。
人が多くごちゃごちゃした中に「アジアの街」パワーを感じる。大阪の大好きなところです。
路地を歩くといきなりキューバ料理店。トタン張りの壁の安っぽさを見事に逆手に取った店舗デザイン。
かと思うとヨーロッパ風の隠れ家カフェ。
路地を曲がるとあらそこは、昭和の香り漂う雑貨店などがほの明るい。
雑然としているのにどこかテイストがお互いを邪魔しない。
手作りの洒落がどっかに入っている。
「なんでやねん」とつっこみを入れるように作ってある街。
それは行政の政策ではもちろんなく、庶民のパワーで魅力的なのです。
たとえば、この天満の一角に小さいスペースを借りて、
そこで滋賀県のうまいモンを生産者と一緒に売るような事ができたら、遠く(?)滋賀から売りに来る私たちも、滋賀を知らない大阪の人たちにもカルチャーショックに近い電撃交流ができるのになぁー、と一つ夢ができたような一日でした。
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