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2009年2月11日 (水)

映画「マルタのやさしい刺繍」滋賀会館で上映中

Header_img1 滋賀会館で2月19日まで上映中の「マルタのやさしい刺繍」
見ればきっと、あきらめてた夢を実現させる勇気が湧いて来ますよ!

夫と死に別れて無為に日々を過ごす80才のマルタが遠い昔に夢だったレースや刺繍いっぱいの美しいランジェリーショップを開く物語です。

スイスでも日本でも変わらない・・・。
伝統と格式ですっかり保守化している村では少しでも出過ぎたことをすることを許さない。
オンナは運転免許を取るなんてもってのほか。刺繍をするのも夫に反対されて諦めた。あるのは下手くそな合唱団にダサダサな教会の集まりぐらい。
そこには権力で人々を牛耳ろうとする政治的な野心家の男がいる。

誰もが退屈している自分たちに気づきもしない。
ランジェリーを縫いだしたマルタを男も女も村中がののしり始める。
牧師である一人息子でさえ先頭切って礼拝の説教で母であるマルタをなじる。

権力者の牧場主は政治活動に血道を上げて本業のパンやチーズ作りの手を抜きだした。美味しい食べ物が権力掌握の道具に成り下がった。

平凡な日常の延長に過ぎないこんなしがらみに誰もが捕らわれていないだろうか。
実年齢は関係ない。
いくつだろうが自分は「夢を叶えるにはもう遅すぎる」と思っている。

マルタの味方は友達。
老人ホームで孤独に暮らしてたり、老いた夫の世話をするだけの毎日だったり、人に知られたくない過去を持っていたり。
いつも彼女たちが集まるとアップルパイやら何か作って食べている。
家のテラスだったり天気のいい日の野原の木陰だったりで、おしゃべりして笑って過ごす。
世間様に背いてまで夢を叶えようとするマルタに世間様同様に反発したのに、
どっこい、世間様はアンタはマルタと友達だから、と同類扱いされてとまどう。
けれど、喧嘩しても、結局集まってお茶やご飯を食べながらおしゃべりするとマルタの夢がだんだん自分の夢になっていく。

素敵なチャレンジの物語。

こだわり滋賀ネットワークの活動もいつも美味しいものを食べながらワイワイおしゃべりする事が推進力になっています。
で、この映画を見て、それでいいのだと確信しました。

多くの男性は立場やしがらみの中で権力を持つ事に生きがいを見いだすけれど、それは結局何も産み出さない。いつかその立場から引退or落伍した時に硬直した思考のままで決して幸せになれない。
人生、生きていくのに「美しい」とか「美味しい」という価値観は非常に大切なもので、
刺繍とか、食べ物とか、自分の手で作る事が出来る事はとてつもなく自分を豊かに支えてくれる。
それを持たずに生きていると失業率や経済成長率の数字に関係なく不幸なんだな、という事を目の前の日本の実社会ともだぶらせて感じる映画でした。






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