田舎のじいちゃんばあちゃん映画を撮るーーいい爺ィはカブでトバすぜ
スイスの田舎のおばあちゃんが一念発起、昔の夢を叶えた映画「マルタのやさしい刺繍」。
先日滋賀会館で見て感動しましたが、北海道穂別町のお年寄りがリアルにそれを叶えた話を最近テレビで続けさまに見ました。
講演会で街を訪れた映画監督の崔洋一氏との出会いで
お年寄りが映画を撮る事に。
実は2003年の制作なのでもう七年も前の事なのですね。
平均年齢74才、全くのシロウトのおじいちゃん達が制作した初めての映画「田んぼdeミュージカル」.
田んぼや茶畑でじいちゃん、ばあちゃん達が踊る!踊る!インド映画もびっくり。
続いて第二弾が「田んぼdeファッションショー」
生きるのに必死でファッションを楽しむ余裕も無かったおじいちゃん、おばあちゃん達が自ら田んぼにステージを作り、ランウェイを生き生きと歩いてモデルを務める映画。こちらに2作の予告編あり映画の詳しい裏話も満載♪
第三弾が↑この「いい爺ぃライダー」!!
第1作目は[ホントにつくれっか?」的な不安があったと思いますが、第3作目にもなると、やりたい事をやってやれ!という爽快感がこのポスターからも感じられます。
働き盛りを終えて、これからこんなクリエイティブな情熱を燃やせる出来事が起こるなんてきっときっと、誰も予想しなかったに違いない。
でも、起こってしまった。
出来てしまった。
「撮影中に葬式出すな!」
毎朝血圧を測り、投薬の確認しながらの撮影だったそうです。
この映画は既に全国を回って上映されたと聞きましたが、見たいなあ。
滋賀でやってくんないかなぁ。
先日、有機農業の会で「かいこやしなひ草」という映画を見ました。
甲賀の油日の農家で細々と続けられている養蚕の蚕の変化をナレーションも特になく刻々と追った映画。与えられた命の使命を黙々と果たしていくお蚕さんとそれをはぐくむ農家さん。音楽がこれまた素敵、と一緒に行ったこだわりのメンバーさん大絶賛。
そして、、、農家の日常を自分で撮った映画で、「映画+農業」のコラボを作った栗東の養鶏農家の中辻さん、第二弾を制作中だそうです。
100年後、これらの映画はどう見られるでしょうか。
緑はまだ残っているでしょうか。
田舎は人が住んでいるでしょうか。
畑、田んぼを耕す人は空と土の間で生きているでしょうか?
私たちはどんな食べ物を食べているでしょうか。
農業映画は様々な想いを後世に伝えてくれそうです。
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