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2009年8月

2009年8月31日 (月)

平成21年度 「農と食のコーディネーター養成講座」が修了しました。

このブログでも活動報告を掲載しておりました「農と食のコーディネーター養成講座」が8月23日(日)に無事修了いたしました!happy01

多くの方のご協力があって、実現した素晴らしい講座。

生産者と消費者をつなぐ22人のコーディネーターが新たに誕生しましたbirthday

最終日のこの日は、皆で知恵を出し合って、滋賀県の農と食と環境のための企画提案を考えて、発表しました。

滋賀県の農業がより元気になるために頑張っていきま~すsign03

8月23日の活動は滋賀報知新聞にも掲載されました!

ぜひご覧下さいshineshineshine

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2009年8月30日 (日)

滋賀県の農政について一緒に考えて下さる方を募集しま~す!

滋賀県の農政について考えていく懇話会についての

お知らせですeye

「湖国農政懇話会」は、大学の教授などから選ばれた学識経験者からなる委員と公募により選ばれた委員からなります。

今回は、一般の方から2名の方を公募いたします。

滋賀県の農政に対しての熱い思い、ご意見をお聞かせ下さいsign03

くわしくは県庁のホームページをご覧下さいhappy01

(お問い合わせ)

滋賀県農政水産部 農政課 企画調整担当

電話:077-528-3812

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2009年8月21日 (金)

2009 食と農のコーディネーター 第4回 ~甲賀三昧~

★今回は、あじさいの会グループの元大学教授さんに書いてもらいました(^^)

専門家!ならではですね~(事務局より)


8月1日

  815 逢坂市民センター前出発.
 バス中で,食料自給率の勉強☆「わが国のフードマイレージは約9,000tkm2001)と先進国中ダントツで,地産地消の一層の推進を」との話があった.
 今回の甲賀三昧の内容は,Myお茶,My干瓢,Myシイタケ.
 
 

1Myお茶
 滋賀県農業技術振興センター茶業指導所(甲賀市水口)到着,児島久三所長さん他2名の研究員さんが休日出勤で出迎えてくれる.

 所長さんの心温まるお茶の香を聞きながら,まずお茶の機能性やおいしい淹れ方など総括的な話を聞く.

「朝茶はその日の難逃れ」とのたとえ話,お茶一杯の値段は高級茶でも8090円であること,おいしいお茶は渋み(カテキン)が少なくうまみ(テアニン.アミノ酸の一種)が多いお茶であり,おいしく飲むにはやや高級な、したがって高価なお茶を1回に10g程度の茶葉を使い,5055℃のぬるめのお湯(お湯を入れた湯呑みを,両手で持って何とか我慢できる程度の温度)で淹れること,東北大学医学部のある先生の4万人におよぶ疫学調査では延命効果があると報告されていることなどが話された.

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 ついで2斑に分かれて、一つの斑は代表的なお茶6種類〔かぶせ茶(テアニンからカテキンへの変化を抑えてうまみを多くするため,茶摘みの前に7日以上遮光栽培する.茶葉の色が濃い),高級煎茶,それぞれの荒茶(お茶農家が出荷し,製茶業者が原料として買い入れる段階のお茶.茶葉が着いていた小枝や夾雑物を含んでいる),市販の「抹茶入り」銘のお茶,一番茶を使ったほうじ茶〕の見本の見学.もう一つの斑は製茶の体験(家庭でできる手軽な製茶法は,新鮮な茶葉を電子レンジで12分間加熱し,それを両手に挟み込んで手にねばりが感じられるまでもみ,最後にホットプレート上で茶葉を動かしながら乾かす.40分弱で煎茶が完成する).製茶体験に向かう過程で,機械摘み用の機械が展示され,実際に適採作業する場合の姿勢や重さを体験.

 再び全員一緒に改めて所長さんの話を聞く.
 
お茶栽培の問題点として施肥量(環境負荷の点から慣行の60kgは多いので40kgに.たたし施肥量が多いほどうまみは増すとのこと)と,農薬を全く使わないというわけにはいかないが一般的に安全性の心配はなく,とくに一番茶はそうで,むしろ服薬の方が危険であるかも知れないとの説明.


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 最後に茶かぶきゲームに挑戦.かぶせ茶と煎茶の2種類.最初に煎茶とかぶせ茶を試飲,ついで設問のお茶が振るまわれる.正解の人が多かったが判定できなかった人が23人.かく言う私も最初の試飲があったので判定できたが,いきなり出されたら分からなかったと思う.というのも,かぶせ茶の方が甘みを感じると思っていたが,煎茶の方が強い苦みの後に余韻が残る感じがして,むしろ深みがあるように思われた.

 京都・宇治では近畿一円のお茶を総称して「宇治茶」と呼んでいるようであるが,滋賀県ではアイディンティテイ確保のために「近江のお茶」と称しているそうである.「近江茶」と呼ばないのは,県内の茶業2業者が「近江茶」を登録商標として使っていることによるとのこと.
 なお喫茶に限って言えば,お茶の色を楽しむためにも茶器は色が鮮明に見える白磁か青磁が望ましいように思われる(紅茶ではとくに).お茶の試飲や茶かぶきの湯呑みがそうであったように.

  お茶を淹れる際のお湯のぬるさに関連して所長さんの名句.いわく,
 「わたしゃ玉露よ   煮え湯は嫌い   ぬしと入りたやぬる湯舟」

 最後に質問と記念写真を撮影し,つぎの干瓢に向かったが,当地では宇治のような覆下栽培は少ないようで防霜用ファンが目に付いた.なお解散時に,同所のご好意によるお茶2袋が手渡された.飲んでみたところでは,渋みが強かったので高級煎茶と思われる.

 昼食に,グリーンファーム香清製の折り詰め弁当を食べる.地産・地消型で特産のかんぴょうを主体に,伝統野菜の下田なす,赤ずいき,旬の野菜の芥子漬けとしてキュウリの芥子漬けの取り合わせであった.概ね好評!さらにグレードアップをねらうには、食通の人を招いて意見を聞かれてはいかがかと思うし,地域間の連携によってお互いの得意・不得意を補うことも良いかもしれない.

 なお、この弁当の「白ごはん」に使われていた米の品種は「日本晴」とのことであるが,その読みとしてしはしば「にほんばれ」と呼ばれているようであるが,品種の名は固有名詞であり「にっぽんばれ」が正しい.併せて「茶葉」は「ちゃよう」と読むとの説明であったがそれでは重箱読みになる.訓読みどうしの「ちゃば」が正しい.

 2My干瓢
 
湖国水口の伝統野菜

  こうか水口営農センターセンター長代理宿谷光興さんの案内で,水口かんぴょう部会中尾博次さんの畑でかんぴょう栽培畑の見学.

 現在の主産地は栃木県であるが,歴史的には水口の方が古く、安藤広重の浮世絵(ひところのブロマイド,ないしは今日の絵はがきあるいは雑誌のグラビアに相当.筆者注)の東海道五十三次シリーズ,水口宿に出てくるので,江戸時代にはすでに栽培されていた.
Photo_5  いきさつは,慶長の初め(1600年頃)水口岡山城主長束正家が城下で作らせ,その後下野国(栃木県)壬生に伝わったと言われる.

 正徳二年(1712年),水口城主加藤氏の時,新しい製法が壬生から水口へ導入され,その後改良を重ね,献上品,贈与・土産物として珍重されるようになった.

 
(以上,平成194月刊,甲賀市,滋賀県甲賀県事務所農産普及課,甲賀郡水口営農センター監修資料による).

Photo_3    専用の機械と手によって,かんぴょうの皮むきと紐作り作業の体験.手での作業はなかなか難しく,機械による方が慣れやすい.

 むいた生の紐を手みやげに持ち帰る.帰宅後例年にない遅い梅雨が明け,乾燥にはかっこうの晴天になった.ベランダで干したら2日で製品ができた.

   機械の製品型式名として「野州干瓢・・・」と書いてあったが,「野州」は「やしゅう」と読み,先の栃木県壬生辺りを指す地名である.まぎらわしいが気をつけて見ると,滋賀県の「野洲」は「さんずい」があるが「野州」にはない. 

Photo_4















 甲賀地域野菜担当の普及員さんから当地産野菜の説明を受けた.その中に伝統野菜として下田ナス,杉谷とーがらし,杉谷ナス(加茂ナスのように大きい)があった.
 下田ナスは果皮が厚く切口全体が果肉状態で(最初の印象では単為結果によるものかと思ったが,よくみると果肉の中心部付近に種の部分があった)肉質は硬めであり,杉谷とーがらしは辛くなく柔らかで,いずれも炒め物や天麩羅,煮物に適していると思われた.実際炒めてみたところ歯ごたえがあってうまかった.杉谷とーがらしは,最初ピーマンのように枝梗を切り取って中の種を出して炒めてみたが,再度の挑戦では切らずに炒めた.それで十分であった.
 これら伝統野菜の種子は市販されているわけでなく自家採種によっているそうである.


 3Myシイタケ

 甲賀原木「夏しいたけ収穫」と「クヌギ林散策」
 
鈴鹿のふもと,甲賀・神に中本清治さん・さよ子さんご夫妻が,しいたけ栽培用に育てたクヌギの広大な林がある.「原木しいたけ」にこだわり,山を守りながらクヌギの木を植え続けていて,その林の風景は圧巻である.

 しいたけ栽培に最適の樹種はクヌギ,コナラ,シデ,適樹種はカシ,シイ,クリだそうである.樹種によって伐採の時期が異なるが,伐採後730日に1mの長さに原木を切りそろえる「玉切り」作業を行う.適当な気温になったら植菌するが,時期的には梅の開花(5℃)~ソメイヨシノの開花(12℃)頃とのこと.その後苗(駒菌)を乾かさないで根付き(発菌・活着)をはかる.しいたけ菌は①水分(活力),②温度(動力)で菌糸を活動させ,木材を分解・腐朽しながら原木の中に菌糸を蔓延させて成木(完全なほだ木)にし,花(原基)をさかせ実(きのこ)を実らせてゆく.その間の管理の要点は水分管理にあるとのこと.

 きのこは徐々に傘を開いてゆくが,68分開きの「どんこ」,「こうこ」,「こうしん」のいずれかが採取適期である.81日に私達が訪れた際には,菌株の違いか植菌時期の違いによると思われるが「こうこ」と「こうしん」の状態にあった.
 私は「こうしん」状態のものを採取させてもらったが傘の大きさは15㎝近く,厚さは1㎝強で,食べると歯ごたえがあってとてもおいしかった.これまでに見たことも味わったこともない見事なしいたけである.
 原木の直径が太いものでは30㎝近くのものがあり,想像を超えていた.

  中本さんの林は落葉樹を育てていることもあって,木にカブトムシ他の昆虫が沢山発生し,子供に人気とのこと.仲間の何人かはそれらを買い求めていた.

 甲賀三昧で3ヶ所の見学・研修であったが,相互に関連があるわけでなく地域的な関係であった.弁当が地産・地消型であることについては過去3回の研修と共通するが,お茶やかんぴょうは他の地域にはない甲賀特有であった.

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以上の文責、川島
 

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2009 食農のコーディネーター養成講座 第三回

★今回は、「食農クラブ」グループさんに書いてもらいました(^^)



 バスは受講生の期待感を乗せて、朝の湖西の道を走ります。田圃が続き、時折見かける低い石垣は、イギリス西部の放牧地のようです。

1_2 八屋戸の体験農園アグリガーデン蓬莱に着いて、眼前に広がる棚田を見上げると、垢抜けした美しい風景が!湖を見下ろす絶景の地に、休耕田を活用したファミリー向け貸し農園があり、地主さんのお母様がまめまめしく手入れされています。心がこもっていますね。

  「子供達が外で元気で遊ぶなかで、自然を見つけ、環境に気づき、そして、自然と食を結びつける。環境の大切さを子供に知らす。これから大切なことですね。」とは、食農クラブのメンバーの感想です。

この地に恵まれた水と景観美は守り抜かねばなりませんね。

比良の里山を早速我が家のPCのデスクトップの背景に。

 

南小松に環境こだわりの米作りをされている西村さんを訪ねました。西村さんは、笑顔の爽やか青年です。

食農クラブのメンバーも「獣害対策に苦慮している話を聞き、この辺りの農家は大変だと思いました。」、「田圃の高低差が大きい棚田で、貸し農園や契約栽培をして頑張っている方々に頭が下がりました。」との優しい感想です。

 次に向かった白汀苑は南小松の浜に面していて、水泳にロケーション抜群の民宿です。地方色による情緒がありますね。

Photo 漁師さんのお話や鮎のために炭火まで使った昼食をいただきました。志賀町の郷土料理の本、『食べつなぐ』に載っていたぜいたく煮など、郷土料理や紫蘇ジュースは伝えたい素朴な味です。

 楽しいひと時の後、午後は環境こだわり農業の雄琴の小谷農園へ。お話を聞く私たちのために、素朴なプラスチックコンテナの椅子などが用意されていました。お心配りがありがたいですね。

雉のヒナも山へ帰すために育てられていました。

ほうれん草を収穫させてもらって、きゅうりの植え付けです。「お手伝いしなきゃ。」とやってみました。小谷さんの熟れ熟れのトマトのお土産は、今でも忘れられない味です。ため息が出ました!

 さらに行き慣れたグリーンファーム堅田で、大津農業後継者クラブ「季楽里」との交流会です。「環境配慮は当り前、滋賀の土地を大切に。」との最年少のサカグチ君の言葉に新しい時代を実感。これらの運動から、コミュニティの固い結びつきと自信が育まれてゆくことを体感しました。

食農クラブのメンバーも「バイタリティーある若い人達の凛々しい姿に、頼もしく思いました。農産物を購入して、幅広く末永くお付き合いがしたいです。消費者にももっと協力を呼びかけたいと思います。」との温かい感想です。

 最後に食農クラブの代表の言葉で締めくくらせて頂きます。

「皆さんが非常に頑張っておられることがよく分かった。そのわりに、こだわり農産物が十分に普及していないのが気になった。その原因は価格のみなのか?食の安全性の内容が消費者に十分に理解されていないのか?原因を明確にして対策を立てる必要がある。」

生産者の方々も私たちも真剣そのものの一日でした。

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