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2012年10月10日 (水)

秋のスポット☆蘆花浅水荘~湖と葦のある風景~

  滋賀県にはこの秋、訪れてみたい琵琶湖の環境と一体となった素晴ら
しい文化財がたくさんあります。
 びわ湖とその景観を愛した膳所出身の高名な日本画家、山元春挙
別荘
蘆花浅水荘(ろかせんすいそう・大正十年完成・国重要文化財)も
そのひとつです。
 京阪瓦ヶ浜駅から北東へ200mの大津市中ノ庄に別荘はあります。
蘆花浅水荘の名は、湖畔と葦の風景を連想させる美しい詩から付けられま
した。

 釣罷んで帰来 船を繋がず
 江村月落ちて正に眠るに
堪えたり
 縦然一夜風吹き去るも
 只在らん 蘆花
浅水の邊

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 数寄屋造りの広いお屋敷を丁寧にご案内くださるのは、春挙のご令孫、
山元寛昭氏です。

邸内の意匠も襖の引き手が、満月、半月、残月、
松の唐紙には千鳥、竹の絵には雀が配されていて心憎いです。
竹の間は、竹の床柱、網代、丸窓に竹飾り、竹の襖絵、竹の電灯の笠等
の竹づくし。日本の究極の繊細な美意識が最高の材と技で、さりげなく簡
に表現されています。

P1030558

P1030564

 琵琶湖と山々を借景にした書院前広庭は、小松が配された一面の芝生
の緑が広がっています。

Photo

 長い北山杉の柱の通る船底天井が庭続きの琵琶湖に臨み、船着場があ
ります膳所城の遺構であった大きな手水鉢は、
中秋の名月を映すそうです。風流の極みですね。

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 「無尽蔵」と名付けられた小部屋は、画想を練る部屋だそうです。広いまいの
中に設けられた意外な一帖余の空間に驚きました。最も心を躍らせたの
は、アトリエを拝見出来たことです。
 二階の洋式応接間では、当時らしい壁のクロスや、天井の家紋の桔梗
模様も素晴らしく、別荘向きの爽やか
な雰囲気の椅子が置かれています。
続くアトリエは、二十畳の広さです。
最後の日に使用されたままの岩絵の

具のお皿を目にして、一瞬心が止まりました。どちらも、別邸の最も重要な
部屋であると思います。 

P1030584_2

 意匠的にも暗さや重厚さを避けた数寄屋造りの繊細で粋なしつらえと、
広がる借景庭園を目にして、車の喧騒と隣接する高層マンションを忘れ、

爽やかな気持になりました。春挙画白が愛でた蘆花の風景は、湖が遠くな
り、かつてのように望めませんが、禅の境地のごとく訪れる人の心の中で
偲ぶものだと思いました。
 秋が一番だそうです。maple 何人かで予約してお出かけ下さい!!!
☆詳しくはHP あります
 http://www001.upp.so-net.ne.jp/rokasensuisou/top.htm

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