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2017年6月26日 (月)

モニターツアー「世界農業遺産」認定をめざして びわ湖と共生してきた“滋賀の農山漁村”の魅力を発信します!(第1回)体験記 その3

  モニターツアー の終編は、魚のゆりかご水田の現地見学です。
「魚のゆりかご水田」という構想は、琵琶湖と田んぼをつないでい
た排水路
をかつてのようにメダカやニゴロブナ等の魚が行き来でき
るようにして、人と生きものが共生することにより、田んぼの環境を
取り戻すというものです。
Photo
 

その3 の行程

沖島港   13:00
堀切港   13:10
東近江市栗見出在家町  13:4015:00
    ●
現地見学(魚のゆりかご水田見学と生きもの観察
      協力:琵琶湖博物館

    ●地元農家さんや滋賀県立大学の学生さんのお話など
      ●意見交換会(今回のツアーに対する御意見など)

   ※ファーマーズマーケット「きてかーな」(近江八幡市)で
     お買いもの

近江八幡駅  16:15
大津駅     17:15

 バスは琵琶湖に面した東近江市栗見出在家町に着きました。
皆で畦道に降りて水路の生き物や魚をバケツにすくいます。

Photo_2
琵琶湖博物館の方が水路の生き物を詳しく説明してくださいました。
「飛びま~す」と水路の両側に移っての説明です。

Photo_3


  ガラス瓶に水路の水を入れて、ミジンコの多さが示されました。
水生生物には豊富なエサがあります。田んぼは水温も高いので
よく成長でき、外敵が少ないので、最高の繁殖、産卵場所だそうです。

Photo_4
バットの中に入れた水路の生き物について教わりました。
なかでもイクメンの水生昆虫、背中に多くの卵を産みつけられて
孵化するまでのせている子負虫が面白かったです。
house
 その後、地元農家さんや滋賀県立大学の学生さんのお話などを
会館でお聞きしました。

アドバイザーの今堀さんからは、非農家も含む集落全体での取組方
についての説明です。
当初から地元子供会、各組織をまとめるため自治会の協力などが
重要であり、現在では小学校をも関わって地域への愛着が生まれ
ている。

彦根藩指導の新田集落であった栗見出在家は、6ケ村の主に
三男が入植したため、出身集落を追い越そうという思いが強かった。
 環境こだわり農業のためには、集落全体で足並みを揃えて、
除草剤やカメムシ防虫剤をやめているそうです。

次に滋賀県立大学の学生さんの水田魚道の研究内容をお聞きし
ました。
魚の遡上の失敗の原因を調査された大変有意義なテーマです。
そのカメラでとらえた魚の遡上状況の動画を見せてもらいました。
外来魚には真似のできない、鯰や二ゴロブナの遡上。健気に身を
くねらせてトライする姿。

堰板の間隔が広いと遡上に失敗すること等が検証されました。

琵琶湖博物館の方も生物の多様性を守りたいと話されました。
bus
帰りのバスでは、参加者が本日のモニターツアーの感想を述べます。
初めて沖島を訪れた方はたいそう感動されていました。

 

「近くの水路にザリガニが入れられて魚が食べられていなくなって
しまった」と嘆く人も。
筆者は三度目の沖島や魚のゆりかご水田の訪問でしたが、
行くたびに人と環境へ取組む農業についての新しい発見があります。

ツアーでは滋賀県農政水産部農政課 世界農業遺産推進係の方々
に大変お世話になりまして、ありがとうございました!!

 

 

 

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