近江商人・日野町・ふるさとの想い
ニュースに目が離せず、
新型コロナウィルス感染が
拡大にならないように
断捨離と読書をしながら、
祈る日々です。
ご存知でしょうか?
この郷愁の童謡。
あの子はたあれ
細川雄太郎
あの子はたあれ たれでしょね
なんなんなつめの 花の下
お人形さんと あそんでる
可愛いみよちゃんじゃないでしょか
ご紹介するのは、
「あの子はたあれ」の
童謡詩人 細川雄太郎
(夕住 凛 サンライズ出版)
滋賀県日野町出身の童謡詩人細川雄太郎。
関東で活躍する日野商人の立派な本宅の
並ぶ町に大正3年生まれました。
家族を残し、群馬の日野商人の出店で
働く父が、やっと番頭になった時、
病死してしまう。
彼は中学に進まず、母や妹たちと別れて
その店に奉公に出るしか道はなかった。
屋号「近江屋」、
醤油と味噌の醸造販売の群馬の店へ。
丁稚は最初の3年間は帰れない。
その後は2年である。キビシーイ
俳句好きの番頭、隣に住む作曲家の教師等
から、詩作への興味と影響を受ける。
奉公の身、雑魚寝の寝静まった布団の
なかで詩作した。
その後、戦地の兵として過ごし、
その空白は大きかった。
ラジオからは自作の「あの子はたあれ」が
大ヒットして毎日流れてくる。
親友関沢新一はレコード大賞受賞の「柔」
や舟木一夫の「学園広場」などのヒットを
出していた。
しかし彼は商業主義のプロの作詞家には
ならず、ふるさとで同人誌を編み、
後進を育てることにした。
近江の文化を感じさせる書です!