志賀作ファームの比良の棚田米~無農薬・はさ掛け天日干し~
オーガニックの促進、有機農家の普及を
テーマとする大阪府豊中市千里中央、
オーガニックプラザせんちゅうパル店
では、志賀作ファーム
(大津市木戸
農業サービス・造園会社 )
のはさ掛け米を販売しています。✨
同ファームは2008年、脱サラをして
農業青年として野菜作りでスタート
した岸本昭彦君が代表をされています。
2013年からは稲作に転換。
こだわり滋賀ネットワークの会員活動で
長らくご一緒しています。
彼のオーガニック農業を開拓する苦労を
知る仲間として今日の快挙を嬉しく
思います。
「無謀にも稲作一年目にいきなり
除草剤不使用、全面雑草だらけ
今だから笑ってられるけど、
当時は必死でした」と彼は語ります。
まだまだ素晴らしい業績があります。
農業の夢のため天龍寺御用達の造園等で
修業をされていたので、植木の仕事も共に
頑張っておられます。
それが剪定枝の堆肥化、薪燃焼後の灰を
カリウム肥料として使用することに
至っています。
ビールかすの堆肥でパワーアップも。✨
「植木の仕事まわりながらすべて無農薬・
天日干しという無謀なチャレンジ」
と述べていますが、休耕田の復活にも
取り組んでいます。✨
そして祇園祭の長刀鉾のちまきに、
はさ掛けの藁を届けています。
コンバインで脱穀してしまうので
全国的に長いワラが減少しています。
ワラ納品は昨年一挙に270束に。 ✨
朝日新聞滋賀版にも同ファームが取材
されています。農学部の学生さんも農作業
の取材に来ておられます。
畦にはカルガモが卵を産んでいます。
倉庫に住むカヤネズミはイエネズミと
違って、おいしい残り藁を食べるぐらい
で悪さをしない貴重な生き物なので
駆除しないそうです。
家は米作りでお米が散らばっているから
スズメ、キジとかいろんな鳥が集まって
来て家の周りは鳥だらけとか。
オーガニックライフを目指す田園生活。
楽しさもいっぱいですね。
(写真:岸本君
参照:朝日新聞滋賀版 2019.10.20)