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2022年7月21日 (木)

雨の日に読む:『有機農業で変わる食と暮らし―ヨーロッパの現場から』

漁業と農業の「琵琶湖システム」が
「世界農業遺産」に認定されました!
おめでとうございます! ✨

降り続きますね。☔
大雨の被害、お見舞い申し上げます。
晴れの日を待ちつつ、

『有機農業で変わる食と暮らし
  ―ヨーロッパの現場から』

岩波ブックレットNo.1044
2021 香坂 玲 石井圭一 岩波書店)
を読んでみました。

著者のお二人は農林水産省の研究委託事業
としとて、2018年からドイツ、オースト
リア、フランスにおける有機農業の動向
分析を実施されてきました。

✭内容から✭
●オーストリアのスーパーの事例

拡大する欧州の有機農業市場、量販店で
販売
されている。
2018年以降、オーストリアでは有機農業
面積比率が24%(2018EU加盟国第
1位)、ドイツも10%に迫っている。

両国とも、ディスカウント店の棚は、生
鮮野菜からパン、シリアルといった加工品
まで
ほとんどの産品について慣行農業と
有機農業の選択肢があった

消費の最前線、スーパーで売られている
という状況である。

有機農産物は「福祉、喜び、景観、文化」
に貢献するという考え方を持つ。

オーストリアは最大手での広がりで
有機のブランドを成功させている。
有機産品の品数豊富である。

●ドイツの事例

欧州最大の有機農産物のマーケットで
ある。
環境汚染に抗して、有機農業の受粉媒介
である「ハチを救え」キャンペーンが行わ
れた。
ミュンヘンは有機の街である。

●フランスの事例

オーガニック市場はスーパーの役割が大
きい。
地方ではオーガニックの生産者により直販
されている。
給食施設に食材を利用も。
EUの有機認証を取得し守っている。
家畜等のアニマルウェルフェア(動物
福祉)にも配慮している。

●日本の有機農業の未来へ

加工など品目数、業界の範囲の広がり市場
が拡大すれば、オーガニックは新産業
様相を呈するであろう。
ヨーロッパ同様、食育給食、行政との大切
な繋がりを持つ。。

著作権の関係で、すべてをお話できません
が、世界はオーガニックへと向かってい
ますね!!!

 

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