食品ロス問題を学ぶ~食べ物はいのちそのもの~
東日本大震災から12年が経ちました。
『捨てられる食べものたち』
(井出留美 旬報社 2020)の著者は
その震災の時、食品メーカーの広報室長と
して食糧支援を行っておられました。
大量の食糧があるのに、届けられない
人達、一方捨てられる支援物資に悲しみを
覚えられ、立ち上がられました。
食品ロスとは食べられるのに捨てられる
食品、フードロスとは生産、加工、流通
発生した廃棄物だそうです。
✭内容から学んだ事は以下の通りです。
日本の食料の6割以上は輸入。
日本の7人に1人の子供達の貧困。
農業従事者の高齢化と耕作放棄地の増加。
日本の年間193万トンの野菜が出荷されず
に、規格外、余剰分を廃棄。
フランスの食品廃棄物対策として
フランスの食料品店は、食品ロスを出すと
罰金。寄付や飼料、肥料への転用の義務が
あります。
日本の良い方向性として、
日本の給食の4分の1は地産地消。
食品リサイクル法で、日本では食品業界
の食品廃棄物の91%がリサイクルされ
います。
特に著者の素晴らしい提案があります。
「すぐ食べるものは賞味期限の近づいて
いるものから買うようにすればロスが
防げます」
等々。
※著作権に考慮して、本の表紙は写さず、
裏表紙を掲載しました。
内容も全ては述べないようにしました。
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